案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2021年5月21日金曜日

最後の夏 西大寺鉄道

 4月20日発売のTMS 6月号、
失われた情景 第24回は「最後の夏」西大寺鉄道です。
1962(昭和37)年の夏、まもなく廃線を迎える西大寺鉄道は
くたびれた線路を元気に走っていました。





西大寺鉄道にはユニークな車両が沢山いたのですがTMSの連載は車両紹介ではないので、いつもこんな再スキャン写真が使われずに残ります。


西大寺市


大量の客車などが押し込まれていた西大寺市の車庫。単端キハ5


巨大な単端キハ10


整備工場の内部にいた3両の単端は、後がキハ4でその前に巨大な単端キハ8、さらに入口にキハ5(写真上)がいた。

2 件のコメント:

かたおか さんのコメント...

西大寺は、私にとって風景も施設も車両も1枚でも多く見たい(笑)路線の1つです。これまで皆さんが発表されている写真が、わりと似た角度のものが多いように思うのは気のせいでしょうか。車両の背景にちらっと見えているホームの植え込みの様子や、機関庫の内部の様子など、とても気になります。

katsu さんのコメント...

かたおかさん
西大寺鉄道の写真に似たような写真が多いのは、沿線にこれといった起伏もなく特徴ある車両に目が行ってしまったせいなんでしよう。私もその一人です。

ところが生活感ある場面を狙って撮れば素晴らしい写真になったのですね。
やはり地方私鉄の写真は生活感が感じられるかどうかがポイントだと思います。
「駅などで撮っていないで沿線の野山に飛び出せ」こんな言葉がいけなかった(涙)

この岡山模型さんサイトにある西大寺鉄道は地元ならではの場面がほんうに素晴らしいです。
何か小津安二郎の世界を感じます。
http://www.lok.jp/prototyp/saitetsu/index.htm