案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年7月18日月曜日

祇園祭の今昔

3年ぶりに開催された祇園祭の山鉾巡行で、7月10日から始まった鉾の組み立て。
京都育ちの田中さんが京都の今を撮影し正確な位置で祇園祭今昔対比をしてくれました。
私のモノクロ写真は58年前の1964年7月10日に京都市電を追いかけた時のものです。
街並み変われど変わらぬは山鉾建の位置。


組立中の長刀鉾


組立中の長刀鉾


組立中の長刀鉾


2022年7月15日金曜日

写真集 上田丸子電鉄の記憶

やはりこの時代の駅風景はどこの路線でも魅力的です。
1966~1973年に掛けて撮影された上田丸子電鉄の写真集が今年6月に信濃毎日新聞社から発刊されていました。丸子線、真田傍陽線、別所線の3路線を駅ごとに纏めた情感溢れる駅の写真が主体で、解説はほぼキャプションのみの写真集でした。

前回発刊された公文書・報道・記憶でたどる上田の鉄道「別所線 百年物語」に各路線の歴史と地図が詳しく掲載されているのでこれとセットの感じです。
車両に関しては昨年発刊された髙井薫平さんの地方私鉄シリーズ第13巻「上田丸子電鉄」があります。

奥村榮邦 写真
編集者:信濃毎日新聞社出版部
発行者:信濃毎日新聞社
定価 2,200円(税込)


見開きが30数点ほどあり、やはり写真集は見開き写真に感動があります。


信濃毎日新聞社発行

2022年7月13日水曜日

雄勝線 朝と夕方の列車

撮影:1964.8.5~6


米どころ秋田の美しい田園の中を湯沢に向かう朝の列車。湯沢-羽後山田


雄物川の鉄橋を渡り湯沢へ向かう朝の列車。湯沢-羽後山田


湯沢から戻ってきた朝の列車。クーラなど不要だった時代で、全開の窓に田園から吹いてくる風が心地良かった。 羽後山田


美しい木造古典客車。


奥羽本線湯沢駅で勤め帰りの客や高校生達を載せて西馬音内へ向かう夕方の列車。線路沿いの民家の造りがこの時代を象徴し右手に湯沢駅の跨線橋が見える。羽後山田-湯沢

2022年7月10日日曜日

雄勝線 西馬音内駅

 羽後交通雄勝線 西馬音内 1964.8.5~6


改めて訪問記を読み返してみると、駅舎のうす暗い待合室に入り更にその先の西馬音内の街並みを眺めて駅舎も町もなんとうす汚いことかと切り捨てて湯沢へ引き返してしまった。
40年50年経ってみるとこの駅舎と街並みの風景が大変貴重に思えてきて、何も撮らなかった悔しさで一杯であった。まるで馬小屋のような駅舎を撮ったのはこの1枚だけ、しかもこんな貴重な風景を撮ったカメラがハーフサイズのオリンパスペンであった。


Usuiさんが撮影された素晴らしい駅舎の写真(1971年夏)がこちらにアップしてあります。
 →2019年2月27日「西馬音内の駅舎」


夏の午後、強い西日を浴びた西馬音内駅と古典車両。客車内の客は梺から引き返してくる電車を待っている。







2022年7月1日金曜日

2009年の6月

この頃はN101を求めてよく撮りに行った西武国分寺線の鷹の台。
まだブログはスタートしてなく昔のネガのスキャンもスタートしていなかった。 

撮影:2009.6.19

鷹の台の新堀用水。あれから13年経った今年も同じ場所で撮ったがデジカメの進歩が著しい。


鷹の台駅

そして紫陽花の季節ともなれば盛んに撮りに行った井の頭線。
撮影:2009.6.10

井の頭公園


井の頭公園