案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年9月23日金曜日

桜木町駅


大岡川

先日、桜木町駅に下車したところ、余りの変貌で昔の横浜市電の軌道と国鉄の位置関係が全く分からなかった。昔の地図と写真を付けあわせて、かっての位置関係を割出してみようと取りあえず写真を並べてみた。


1961~1969年の桜木町駅と道路

桜木町東口の駅前風景との市電電停 1963年。
スタジオジブリ作品の公開場面8作品、合計400枚提供の中から
コクリコ坂50枚の1枚(ジブリの公式サイトより)
現在の桜木町東口の駅前はこの辺りに横浜桜木郵便局のビルが建っている。



桜木町東口の電停を発車して海に向かうとすぐ弁天橋を渡り本町通りに出る。1963年

以下3点は撮影:田辺多知夫氏
桜木町西口の16号線上にも電停があった。1963年
北方に東横線の駅があり、右手根岸線高架との間にできたのが現在の旧横ギャラリーでここが鉄道発祥の地となる。


市電電停「桜木町駅前」を出ると根岸線ガードをくぐりその先で大江橋を渡る。1963年
また、根岸線ガードの手前で左に分岐し急カーブして桜木町東口の駅前に出るとそこに電停があった。


殺風景な桜木町西口の大通り(16号線) 1963年
手前の高架の先に東横線の駅が見え、根岸線ホームは左にカーブしている。

2022年9月16日金曜日

旧横ギャラリー

 先日、桜木町駅の脇にある横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)に行ってきました。









青梅鉄道公園に展示されていた110形。1965.12.26

2022年9月14日水曜日

第6回目の配本「中国地方の私鉄」

髙井薫平さんの力作 第6回目の配本「中国地方の私鉄」が発刊されました。
中国地方5県で昭和30年頃に営業していた16路線(現存3路線)の車両を取り上げているので240ページの大変な分量です。

人気路線の車両写真はRMライブラリー他で出尽くした感があるので、各路線の情景写真と早くに廃止された尾道鉄道、舟木鉄道、防石鉄道、長門鉄道、一畑電鉄の廃止2路線などが見どころか。




240ページこの厚さ。
定価2970円(税込)


2022年9月8日木曜日

小松芦城公園の熱海軽便型 機関車。

小松芦城公園に保存されていた小さなBタンク機関車、
趣味界では確か熱海軽便型の機関車と呼ばれていた。

小松市の芦城公園に小さな機関車が置いてあるのは当時有名な話であった。1964年12月29日の夕暮れ時のうす暗い公園を訪ねた時は機関車は消え台座とレールらしきものしか残っていなかった。残念無念、美しい星空を眺めながら尾小屋鉄道 新小松駅前の安宿に引上げたのだった。

私たちが訪問する9か月前、1964年の3月にここで写真を撮った人がいた。
そこに鎮座していた小さな機関車とはこれだった。
戦時中に小松飛行場の建設工事及び弾薬輸送に使われたそうだ。

撮影:安達克様 1964年3月

大阪鉄工場製No.100  旧小松練兵所所属。


サイドから見ると朽ち果てる寸前の状態であった。

2022年9月4日日曜日

水浜線のイベント

この秋に大洗では下記の通り企画展、講演会、水浜線跡をたどる、が予定されています。
そこで田辺さんが撮影した水浜線の名作2点をアップしてみます。撮影:1966.05.30








終点の大洗駅は大洗磯前神社鳥居の脇で線路が終わる。


大串駅の風景。