赤城おろしの空っ風が吹く大湖を訪れたのは、すっかり鉄撮りもやめていた昭和53年の1月であった。私の鉄道モノクロネガの最後になる。
あの頃、東京に近い中小私鉄の中で上信・上毛電鉄は魅力乏しい路線がであったが、40年が経って当時を写真で見ると、カレー色の生え抜きデハ100形やデハニ52が走っているだけで上毛電鉄も魅力的な時代であった。
この頃はマイカーを利用して撮りに行けるし、カメラも一眼レフに交代し、土日にどこへでも撮りに行けたのに、鉄撮りは中止。1970年代になっても関東一円にまだまだ魅力ある私鉄路線があったのに惜しいことをしてしまった。
今やすっかり有名になった大胡の車庫。1978.1.14
大胡駅の風景。デハ81(元東武)
赤城おろしの空っ風に吹かれて走るデハ100形。
カレー色した生え抜き電車。 デハニ50形52
空っ風吹く桑畑を行く デハ800形801。
西武のクモハ351形とクハ1411形がどっと入線してきた頃。
大胡