案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2023年4月29日土曜日

鉄道写真の添えもの。

よくある鉄道写真集で鉄道情景とは言え、どのページにも車両が写っている写真だらけになると車両がうるさくなります。そんな時、開いたページに車両が入っていない写真を1点でも添えるとワンパターン化が防げます。こんな裏町風景や駅などを沢山撮っておけば良かったと思っても後のまつり、理想は分かっていても60年前のネガにネタを探せど出てこないものです。当時は車両が写っていないと鉄道写真にならない意識が強すぎたせいでしょう。



鹿児島市電の風景。1967年


鹿児島の市電通りを一歩裏道に入るとこんな風景が。
 
鹿児島市電と言えば桜島の噴煙。それが写っていたのはこの程度。どれをとっても電車の全身が写ったものばかり。電車全身が写っていない風景はほぼ皆無であった。


2023年4月27日木曜日

動きがある写真とは。

駅はできるだけ人を入れて撮るのが私の主義ですが、動きがない写真と、動きがある写真を比べてみました。

使い道がある「動きがある写真」とはこいう事なんですね。


人は入っているが動きがない写真。
福井鉄道 2008年秋


人が入っていて動きがある写真。

2023年4月24日月曜日

画像サイズ

スマホ(iPhone)で撮った画像をそのままスマホのfacebookに投稿すると自動リサイズで長辺2048pixの画像がアップされます。長辺2048pixにリサイズした画像とはこんな巨大な画像です。
画像を右クリックして「新しいタブをひらく」の画面にして更に左クリックするとフルサイズの画像になります。

スマホではこんな巨大サイズが当たり前に使われていて、この先さらに拡大して行くのでしょう。PC画面で見る鉄道ブログの画像よりも、スマホの小さな画面で見る画像の方が遥かに大きい。

昔撮った鉄道写真ブログの場合は盗作(無断使用)があるのでそう大きくは出来ない事情があるかと思います。

ゴミ取りなしの画像。仙北鉄道 瀬峰 1966年


数点のゴミ取りをした画像。井笠鉄道 大井村  1967年


無数のゴミ取りをした画像。井笠鉄道 大井村  1967年

2023年4月22日土曜日

facebook投稿例

 お問い合わせがあったfacebookで最近の投稿例です。
facebookはスマホで見ることが多いのでモバイル版ですがパソコン版でも投稿は同じです。




facebookに投降した原稿。
ローカル私鉄の終着駅にあったジオラマの題材。電話BOX、郵便ポスト、ボンネットバス、旧型セダン、荷車など。昔は駅に降りると駅など撮らずに、急いで野山の撮影ポイントへ飛んで行ったものだが、野山の風景より駅にこそ生活感溢れる題材が豊富にあった。福島交通軌道線 梁川 1966年12月
梁川線終着駅 梁川の駅前風景 

梁川線終着駅 梁川 
レールは泥に埋もれ、その上にボンネットバス、いすゞベレット等が並ぶ昭和41年の風景



駅の奥にあった貨物風景。ホワ13 

2023年4月18日火曜日

1962~1964年撮影のモノクロネガ

 


1964年、今から60年ほど昔に撮ったネガが今も健在。コニパンSS(サクラのモノクロ)は素晴らしい。 写真はグラシン紙のネガカバーに収納してきたネガ。

ところがこの時代のネオパンSS(フジ)はビネガーシンドロームで救いようのない末期状態。特にクリアアルバム(樹脂シート)に保存したネガは最悪であった。そこで1962年撮影で収縮が始ったネガをスキャンしてテストしてみた。


井笠鉄道 くじ場車庫 1962年夏


下津井電鉄 朝の通勤時間。福田近辺

下津井電鉄 福田 1962年夏


倉敷市交通局 水島 1962年夏
これらの画像は1962年に撮影したネオパンSS(フジ)ネガをスキャンしたもの。
クリアアルバム(樹脂シート)に溶着したネカを剥がしてグラシン紙のネガカバーに入れ替えたもので、なんとか鮮明度は保たれている。