仙北鉄道の翌日1964年8月5日は、小牛田から陸羽東線で新庄に向かった。
県境の峠を越え新庄に向かって下る頃、昨日からの薄暗い曇天が一変し素晴らしい快晴となった。
夏の太陽が照りつける中、奥羽本線大石田駅で尾花沢線のDB151が牽く列車に乗ったが、
昨日の仙北の軽便がスピード感あったせいか、この列車ののろいこと !
一面の田んぼから、ポプラの高い木の中に入ると直ぐに尾花沢に着いてしまった。
駅前には東京では見かけないキャブオーバ型バスが各方面行きに活躍していた。
この時代、どこでも夏の炎天下で苦にならず撮影できたのは、今の異常な日照りと違って、
まだ優しい日照りの時代だったのだろう。
尾花沢 1964.8.5
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尾花沢駅前には、山形交通のキャブオーバ型バスが何台も |
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尾花沢 |

尾花沢を発車した列車