1974年4月 撮影:田辺多知夫

名鉄谷汲線
遠く霞む山並みを背に静かに電車が走っていく。何でもない風景なのに、ふと懐かしさを感じる。夕暮れ時なのか、向こうの家々から立ちのぼる煙がゆらぎ、ささやかな暮らしの温もりが漂ってくる。

名鉄揖斐線
赤い車体の電車が、川面のきらめきを見下ろしながら鉄橋を渡っていく。昭和の風がまだ残る風景の中で、時間だけがゆっくりと流れていた。何気ない一瞬なのに、そっと昭和の記憶がよみがえる風景。

名鉄揖斐線
鉄橋を行く電車の下では、川辺に子どもたちが遊び、遠くにはお寺の屋根が静かに佇む。まるで寅さん映画のワンシーンのような、昭和の息づかいがそのまま残る風景。
2 件のコメント:
1974年ごろは、名古屋の親類の家を拠点に足繁く通ってました。簡易塗装になる前の520+510が大好きでした。
Cedarさん
名鉄には魅力的な支線が多かったですね。私は全く知らずで向かうことが無かったです。
コメントを投稿