案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2023年8月18日金曜日

とさでん 明見橋あたり

 後免町行き電車が高知市の郊外に入ると一変し、川や小高い丘や田畑に沿って曲がりくねった道路の路側軌道がしばらく続く。特に明見橋あたりは花巻電鉄のような軒下かすめる軌道線ムードがあり、砂利に埋もれた軌道がローカルカラー満点であった。このあたりの路側軌道は現在も健在だが、沿線にあった味わい深い建物が消え今はスッキリした風景になっている。



電柱に表示された駅名明見(みょうけん)橋。1969.5.5
よく見ると鯉のぼりが。その下にある旗は高知の風習「フラフ」だそうで、いろいろ図柄があるようだ。


明見橋の裏に拡がる田園風景。



2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

この風景はコロナ前に2度ほど出かけました~確かに建物は変わっていましたが良い雰囲気でしたね。連結運転が見られないのは残念でした。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
建物以外は昔の雰囲気をよく残していますね。
FBに最近撮ったこの辺りの写真をいろいろ投稿してもらい
なるほどと思いました。
54年前に撮影した電車が今も活躍しているのには驚きます。