案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年11月23日水曜日

2.5次元のジオラマ

 以前紹介したことがある青木秀敏さんの情景2.5次元化の第2作で
尾小屋鉄道 尾小屋の給水タンクと5号機です。
写真の遠近感を忠実にジオラマに再現したそうです。
どういう理論でこのような模型の寸法を割り出すのか私にはさっぱりわかりません。


5号機の実物画像。PentaxSP 55mmレンズ


いや~よくできています2.5次元ジオラマの完成。


5号機はこんな形に作られている。



背後と側面から見るとこんな形状になっている。


箱に収納された2.5次元のジオラマ空間。

青木さんを悩ませた5号機のランボードの傾き。真横から見るとこんなです。

4 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

コレ、とても興味深いですね。
実は今作ってるセクションに、部分的にこのやり方を取り入れてみようと思っていまして。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
セクションにこの手法を取り入れるとどうなるか楽しそうですね。
作者の青木さんがこの「パースペクティブ」に造詣が深いのは
カーメーカーのデザイナーであることによるものでした。
最先端のカーデザインと正反対の牧歌的情景を題材にされるところが愉快です。

esehoku さんのコメント...

これは驚きました。
ジオラマ化するにあたって、遠近感をリアルに表現するための手法なのですね。
鉄道ではありませんけど、昔、大ブームになった「宇宙戦艦ヤマト」のプラモデルで、艦首を極端に大きくデフォルメした物があり、斜め前から見る事で、巨大な戦艦が飛び迫って来るようになっていたのを思い出しました。
同じ手法ですよね。

katsu さんのコメント...

esehokuさん
青木さんの作品は「パースペクティブ」という理論的な手法で大変説明が難しいです。
「パースペクティブ」は戦艦ヤマトでやられた手法とは大きく違っています。