案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2021年2月18日木曜日

奥山線の気賀口

20日発売の鉄道模型趣味(TMS) 3月号の"失われた情景"第21回は遠鉄奥山線です。





曳馬野からやって来たキハが気賀口に到着する。1964.3.23

駅を出ると井伊谷川の手前で急カーブする線路、川の向こうの小高い丘、のどかな駅と民家、そんな温暖な奥浜名湖にあった気賀口風景をTMSに纏めてみました。
ここにある写真はTMSに掲載できなかったものです。 

眠たくなるような長閑な気賀口の駅。


構内図下絵

4 件のコメント:

モハメイドペーパー さんのコメント...

 ほぼ同じ頃に訪れていますが、夜行で浜松に着いて1番か2番の列車に乗り、半分は居眠りして夢の中でした。雨だったこともあり、気賀口は着いた列車の折り返し。一応駅の外に出て、線路が途切れたあたりで写真を撮っていますが、駅全体はこんな線路配置だったのですね。帰りは朝の通勤時間帯にかかり、曳馬野からはかなり混雑していました。

katsu さんのコメント...

モハメイドペーパーさん
夜行で朝一に着いて早朝の列車に乗ると私も眠ってしまい、
沿線風景を確認しないまま終点に到着してしまうこともありました。
その結果、沿線撮影ポイントが定まらないまま無駄な移動をすることに。

気賀口の駅の周辺はまるでジオラマのようでした。
ナローのシーナリー・セクションを作る時には題材になるのではと思います。

南軽のかたおか さんのコメント...

気賀口はなんとも言えず良いですね。何が良いのか、うまく言い表せないのですが、道路との関係、駅舎、線路配置とホームの形状が魅力的なのかな。脇のコンクリートの高い建物(アパート?)が無ければ、もっと素晴らしいのだけど…
私は写真で見ただけで行ったことは無いので、どっち側から見ているのかが分からず勘違いしていた点があり、風間さんの地図のおかげで、とてもよく分かり、嬉しいです。

katsu さんのコメント...

かたおかさん
気賀口の魅力は様々なことが正に模型的であり記事に取り上げてみました。
また地形的にも魅力で5万分の1の地図を見るだけでもゾクゾクしてきます。
気賀口に不釣り合いな遠鉄職員独身寮はその通りで構内図から外してあります。
タイトルを気賀口駅ではなく気賀口としたのは駅だけでなく急カーブ線路や駅周辺の丘、川、道路、自然、民家などを含めた魅力を表現したかったことからです。