案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2026年3月3日火曜日

新宿警察署前

都電杉並線 1962年
都電を撮っていると、クルマが写り込み、がっかりすることがあった。路面電車の撮影では、いつもクルマが邪魔に思えた。

しかし何年も経って昔の写真を見返すと、クルマのいない写真はどこか物足りない。クルマもまた、その時代を映す存在だったのだ。

この写真でも、当時の東京にこんなクルマが走っていたことが楽しい。路面電車だけが走る道路よりも、クルマと共にある風景にこそ、街の息づかいがある。

それに気づいたのは、ずっと後になってからだった。



青梅街道の杉並線 新宿警察署前


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