案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年12月16日金曜日

駅風景

いつの時代も駅風景の写真は楽しいものです。
先日 会津の旅で友人が撮った会津若松の1枚。

磐越西線の郡山行電車、その向こうに喜多方行の気動車、更に会津鉄道の気動車。
ホームの旅人、女学生、乗務員などが入った駅風景を見ていると、
何の変哲もない電車が活き活きして魅力的に見えてきます。


会津若松 2022.11.30  撮影:Chu Yamamotoさん

以下は1964年の夏のこと。


奥羽本線 新庄  1964.8.5
旅日記から→新庄駅の記事


奥羽本線 大石田  1964.8.5


山形交通尾花沢線 大石田  1964.8.5

6 件のコメント:

esehoku さんのコメント...

いつも楽しく懐かしく、貴重な画像とコメントをありがとうございます。
何気ない駅風景というのは、時代が変わっても良いものですよね。
車輌は昔のようなシンプルな美しさからは程遠くなってしまったと思いますが、現代の車輌デザインも、今風の機能美とでも言えるのでしょうか、それはそれで興味深いです。ここに出入りしている方々のようにはいかず、浅学ゆえ上手く言えない私ですが。
車輌と人の織りなすその時々の風景、追い続けていきたいですね。

katsu さんのコメント...

esehokuさん
コメントありがとうございます。
私は現在の車両には殆ど関心がないのですがこの1枚の写真を見て電車が魅力的に見えてきました。
ここで書いたように駅風景として車両が写っているせいでしょう。
何気ない駅風景の写真の魅力は昔も今も変わらないですね。

今の車両はつまらないからもう撮るものはないではなくて
鉄道写真は今でも無限に撮る対象があるということに。

Cedar さんのコメント...

こういう写真が昔から好きでした。学生時代にはこういうのは単なるスナップで記録写真ではない、と言われましたが~最近は車輛の写っていない鉄道風景にも惹かれます。すべてはその人の嗜好なんでどちらがいいとは言えませんけれど。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
こんにちは。
建物や乗客などが入った駅風景の写真には時代が記録されますね。
現在の駅の乗客風景などは正にコロナの時代を記録します。

先日の鉄道写真展では珍しく通勤客(全てマスク)を撮った作品が展示されました。
鉄道写真も昔とは大違いで様々な撮り方があってよい時代になっていると思います。

なと。 さんのコメント...

鉄道の写真と言うより、日常の「見た目の景色」ですね。
過去だけでなく1枚目の現代のものも「見た目の景色」で、車両に寄り過ぎてなく普段の景色なのがとてもいいです。
いつの日にか「そうだったね!」と会話が出来そう。

新庄駅は陸羽西線のホームですね。
これよりも10年後くらいになりますが、キハユニが珍しくて乗り込んだことを思い出しました。

katsu さんのコメント...

なとさん
新庄駅の写真でキハユニが停車しているホームは陸羽西線です。
数年前のアップした記事を思い出しリンクしてみました。
初めは陸羽東線と思っていたのですが指摘があり陸羽西線であるのに気付きました。

キハユニは今も模型で人気があるようですね。
キハユニの荷物の積み下ろしなどよき時代の鉄道風景だったと思います。
時代とともに写真に写ったあらゆるものか消え、すっからかんに近い風景になって行くのでしょう。