案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2020年11月24日火曜日

産業用機関車を訪ねて 古河足尾歴史館(あしおトロッコ館)

NPO法人足尾歴史館は2019年4月から古河機械金属㈱が運営を引継ぎ「古河足尾歴史館」として再スタートしました。これに伴い従来の鉄道保存ボランティアチームによって運営されてきた屋外展示や車両保存活動は、独立した新たな組織「一般社団法人あしおトロッコ館」となり古河機械金属㈱協力のもと「古河足尾歴史館」の屋内外展示場で昨年から活動を開始したそうです。

今回の訪問目的はこの「あしおトロッコ館」に保存されている産業用機関車の見学でした。
トロッコ館というと足尾ガソリン機関車(レプリカ)や加藤製4t機関車の動態保存がよく知られていて客寄せの運転施設のイメージが強いのですが、実は未整備車を含めて多くの産業用機関車をストックしていて、これらの整備が進むまではまだ積極的にPRしていないそうです。

今回の訪問ではとても見切れずざっと確認ができただけでした。
保存車は産業用機関車で動態保存6両、復元中7両で、その他トロッコ客車、トロッコまで様々。

再度訪問した時はこれらの車両を時間掛けて見学したいものです。
これから更に整備・復元が進んで動態保存車が増えてくるとトロッコ(森林鉄道、鉱山鉄道、工事鉄道)ファンにとってますます見逃せないメッカ「あしおトロッコ館」になることでしょう。
撮影:2020.11.21
古河足尾歴史館の展示室。丹念に資料を見れば足尾銅山の歴史が学べる。


運転中のカトー4tディーゼル機関車とトロッコ客車(足回りが元向ヶ丘遊園の客車)
背後が古河足尾歴史館

足尾ガソリンカー軌道の機関車と客車(ともにレプリカ)

加藤製作所製4t機関車(動態保存)

米川鉄工所製3tガソリン機関車(動態保存) 元花巻市建設会社からの寄贈。
最も気になったフリクションドライブの小さな機関車。


気になる未整備のガソリン機関車(復元中)



ニチユ10トン電機(復元中) 元新八茎鉱山。未整備車がゴロゴロしている。
シートに包まれた元向ヶ丘遊園の豆電車(復元中)


屋外展示場とストック材。
足尾の山に今は木が茂っている。

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