案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2023年3月27日月曜日

田中秀明「消滅情景展」

先日、3月19日までさかつうギャラリー(巣鴨)で開催されていた田中秀明「消滅情景展」(2回目)を見てきました。いやはや凄い!!

N(1/150)スケールでここまで完成度の高い情景模型は初めて見ました。
今までNスケールの情景模型と言えば市販ストラクチャーを並べたイメージがあったが、こんなイメージが払拭され次元の違うNスケールの世界に。
1/150スケールのこんな小さなストラクチャーでも、例えば下の倉庫の写真↓をいくら拡大しても粗が出ず壁の経年変化などが見事に作り込まれている。

 下総鉄道 行徳線



中総鉱業鉄道 狩倉鉱業所


作者は車両にはあまり拘りが無いようです。

中総鉱業鉄道 姥谷温泉駅



下総鉄道高塚線宮久保駅

情景模型が素晴らしいので線路(市販品)の粗さが目立ってしまう。

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

この展示、見たかったのですが時間が合わずに見そびれました。残念です。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
それは残念でしたね。
あまり宣伝がされていなかったせいか?
私もchitetsuさんのFBの初めて知って最終日になんとか間に合いました。

各作品のテーマが良く全てがTMSのレイアウトコンペ受賞作でした。
今や車両製作のレベルが行くところまで行くと、次はNスケールで
レイアウト・セクションやジオラマで極限の作品がどんどん生まれてくるのでしょう。

こういう作品はさかつうのような狭い会場が良いですね。
そのあとに500円払って入場した芸術祭とは対称的でした。