案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2019年8月3日土曜日

真夏の花巻

夏本番の8月入ると思い出すのが花巻の夏。
ガンガン照りだが今の猛暑とは違って優しい夏だった。
家庭のエアコンの普及はまだこれからの時代。
電車や客車は窓を開けておけば涼しい風が入ってきた。

撮影:1964.8.3
夏まっ盛り、花巻電鉄鉄道線のグランド前。 

 盛んにやってきた東北本線の蒸機旅客列車。花巻

夏の陽を浴びた軌道線のデハ3。隣に旧岩手軽便鉄道の貨車トが並ぶ。 花巻

炎天下のホコリ道を行く軌道線の列車。

4 件のコメント:

伊豆之国 さんのコメント...

花巻東高校は、花巻グランド駅があった場所の近く。
今は共に大リーグで活躍する、大谷翔平選手と菊池雄星選手。こんな電車に乗って通っていたら…と言う光景を「妄想」したくなります…

katsu さんのコメント...

伊豆乃国さん
花巻東高校はこのグランドの近くですが、花巻東高等学校として開校したのが1982年と比較的新しい高校でした。1972年に花巻電鉄が廃線になってその10年後に開校で、二人の選手との接点は全くなく妄想するだけですね。

Cedar さんのコメント...

ラストカットの編成!同じ3両を1967年8月に撮影しています。
福島、花巻を巡ったあの旅は、強烈な記憶として残っています。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
何を運んでいたのか可愛い貨車ワ1形を繋いだこの編成、実に面白いですね。
福島も花巻でも貨車が繋がれることで変化が出ました。
花巻の全てが模型のよき題材になりそうです。
ところで、あの頃は夏の暑さに何ともなかったけど、
今の暑さは違う。十分に気をつけて下さい。