案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年2月11日月曜日

北勢線 西桑名駅風景

三重電気鉄道(旧三重交通) 北勢線は近鉄に合併し、その後、三岐鉄道の北勢線となって近代化軽便として今も走っている事は良く知られている。訪問した1965(昭40)年は近鉄と合併した年で、近鉄化直後で北勢線西桑名駅は車両やカラーリングに三重交通時代の面影を残していた。
近鉄化直後の北勢線は車体色が三重交通色(緑と肌色のツートンカラー)から近鉄色(ブドウ色一色)へ変更されている過渡期であった。
現在の北勢線の風景はKumaさんの「北勢地方のナロー達」に紹介されています。


美しいツートンカラーに塗られた3車体連接車 モ200形202 西桑名 1965.08.05
この後マルーン一色となり電装解除となる.

真夏の西桑名駅 モ224

同じ電車でも2種類のカラーリングが登場した. モ227

阿下喜駅に隣接した鉄道博物館に近鉄色で保存されているモ226.

西桑名駅ホームの脇にある車庫に休む車両達. 
この頃はまだ三重交通時代のツートンカラーが多かった.


モ226

サ135

3車体連接車 モ200形に準じた仕様のサ140形146

サ150形156

ワフの車体も「近畿日本鉄道」に書き換えられている.

4 件のコメント:

H.Kuma さんのコメント...

katsuさん、こんにちは。
タイムリーなというか、ひょっとして私に合わせていただいたのでしょうか、48年前の西桑名駅の風情にとても感動しました。
ホームなど今と雰囲気が似ている気がしましたが、この頃は移転前で今と場所が若干違うのですね。味のある色とりどりの電車の数々、車庫も併設されて賑やかな構内に魅了されます。
今回私が乗った電車は新しい形式の方だったようですが、3連接車は更新されて今も生き残っているみたいですね。

katsu さんのコメント...

Kumaさん
先日のKumaさんの訪問記「北勢地方のナロー達」に合わせてアップしました。
いつも訪問記の旅写真がいいですね。
3連節車はクハとして残っているのが嬉しいです。

昔の北勢線の紹介はここでは初めてなんです。
確かに今のホームに昔の面影がありますね。

moro9 さんのコメント...

美しかった旧三重交通色の軽便電車群と、その後移転して消滅してしまった西桑名駅を愉しく拝見しました。
私も三重交通から近鉄になる途上の三重電鉄時代に数回訪問しております。
1965年4月から近鉄に併合され、「車号や塗装も変更される」と聞いたときはちょっぴりショックでした。
クリームとグリーンのツートンカラーは自身でとうとう記録できず、記憶の中に残っております。
(当時の撮影はモノクロフィルムオンリーでした!)

katsu さんのコメント...

moro9さん
昔の西桑名駅は同じ場所と思っていたら移転し大きく変わっていたのですか。
三重交通時代のツートンカラーはほんとうに魅力的でした。
保存されたマルーンに塗られたモ226の写真を見ると
「昭和の地方私鉄カメラハイク」の表紙を思い浮かべます。
今尚、地域に貢献している三岐鉄道北勢線はいいですね。