案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年3月13日木曜日

花巻電鉄の貨車

花巻駅構内にあった廃車貨車に続き、昭和39年に現役で活躍していた貨車を並べてみました。
ワ1形は鉄道線所属と軌道線所属でサイズや形状が全く異なる貨車でした。

鉄道線所属 ワ1形1 雨宮製.  1964.08.03
廃車ワ4と同形の大柄な木造貨車で外板を鉄板張りにしたもの

可愛らしい軌道線所属 ワ1形3  車掌室・ハンドブレーキ付

軌道線電車にくっ付いて鉛温泉近くを行く ワ1形 
満員電車の荷物室代わりに繋がれていた小さなワ1形.
人で賑わっていた時代の軽便風景に貨車が花を添える.

2 件のコメント:

#9999 さんのコメント...

貨車を牽く市街電車、砂利道、温泉、貨車の妻面に書かれた番号等、ゲージは違いますがいくつかの点で福島交通軌道線と似ていますね。高校卒業を機に趣味から遠ざかってしまい、残念ながら花巻電鉄は訪問していません。今思えば軌道線だけでも乗っておくべきでした。

前回コメントした「仙北鉄道」の読み方で面白いサイトを見つけたので記しておきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/odazuma/diary/201007160000/
参考までに「資料・日本の私鉄」和久田康雄 著 では「Senboku」となっています。

それから自分のサイトの宣伝になりますが、katsu様が撮影された「福島交通軌道線」の貨車等、数枚をアップしました。よろしければご覧ください。

katsu さんのコメント...

#9999さん
確かに花巻電鉄軌道線は砂利道の隅っこを走る光景など福島交通軌道線と似たところがありますね。
せんぽくの読み方はどちらでも良いようですね。「Senboku」の方が自然な気がしますが現地の読み方で発音するのも楽しいものです。
貴サイト「旧型貨車保存図鑑」を拝見しました。
福島交通をアップ戴きありがとうございました。いろいろと珍しい貨車の画像を楽しませてもらいます。