案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年11月23日火曜日

蒲原鉄道 村松駅の車両

五泉を発車した電車は8分ほどで村松に到着した。
ほとんどの乗客はここで下車し、ここから先は加茂行に乗り換える。
加茂方面行のホームには電車が一向に到着せず、この間五泉行きが数回往復していた。
やっとやってきたのは、正面2枚窓3扉車のモハ41であった。

村松には車庫があり様々な旧型車が留置されていて、待ち時間を楽しむことができた。
元西武モハ61、71と、正面2枚窓のモハ31、41が主力で稼働しているようで、他の旧型車は留置線で休んでいた。

五泉~村松間を往復するモハ71が村松駅に到着する。 1968.8.17

村松~加茂間を往復していたモハ41。  ここから先、加茂行きは本数が半減しかなり待たされた。

蒲原鉄道の最古参、木造電車モハ21(元名古屋鉄道モ455)

モハ11と  クハ10。  モハ11、12、51が揃っていた。
モハ11、12の美しい東洋車両製の軸バネ式台車。

木造単車ハ1  


奥に雨宮製作所昭5年製の半鋼製2軸単車ハ2が。

モハ21、クハ10、モハ51 が並ぶ
元国鉄キハ41000を制御車に改造(西武所沢工場製)したクハ10が中々魅力的である。

参考文献: 鉄道ピクトリアル私鉄車両めぐり第2分冊

2 件のコメント:

t7marimo さんのコメント...

モハ10、モハ21、モハ41は模型化して手元におき、いつでも動かせる状態にすると、最高の気分になれますね。

katsu さんのコメント...

7marimoさん
そうですね。これらの小型田舎電車を模型に出来たら素晴らしいでしょうね。模型にするなら1/80で13mmゲージ16番が理想です。