案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年11月25日木曜日

蒲原鉄道 冬鳥越

五泉(手前)から村松(前方の町並)まではこのような田園地帯を走るが、村松から先は起伏のある地形に一変する。加茂行き電車は村松を発車すると、遠く栗が岳?の美しい山並みを背景に丘陵地帯の連続勾配を登って行く。

それまでの平地と異なって丘陵が迫り、寺田~大蒲原~高松あたりの風景が素晴らしかった。
さらにその先にある「冬鳥越」の駅名とトンネルに惹かれて冬鳥越に降りてみたが、駅周辺はスキー場やゴルフ場がある箱庭的な観光施設でがっかり。ここから歩いて五泉方面へ引き返してみた。
冬鳥越の駅を出た五泉方面行き電車が手前のトンネルに入る。      1968.8.17
冬鳥越のトンネルを越え五泉側に出ると、木立の下に小さな無人駅土倉が見え絶好の撮影ポイントであった。やって来たのは貨車1両を従えたモハ31で、かなりの上り勾配なのかノッソリ-ノッソリ近づいてきた。
土倉駅を出た加茂行きの電車

土倉 - 高松
全くひと気のない自然溢れる沿線風景であった。
土倉 -高松

3 件のコメント:

朱雀 さんのコメント...

この一番上の写真 多分私の実家にあった学校から撮ったものだと思います。

katsu さんのコメント...

朱雀さん
コメントありがとうございます。
この写真そうでしたか。村松駅の手前と思いますが正確な位置は覚えていません。
この場所は遠くに見える山並みがとても美しく印象的でした。街並変われどこの美しい風景はいつまでも変わりませんね。先日の豪雨ではこの村松あたりは大丈夫だったでしょうか。

朱雀 さんのコメント...

返答遅れてすみません。
豪雨のときはこのあたりは大丈夫でしたが、川の上流付近のほうで決壊したらしいです。

あとこの写真の撮られた経緯など当時校長だった祖母に聞いてみたところ
町役場の方が村松の写真を撮るということで学校の屋上から周辺の写真を撮ったらしいです。
写真の右側に見えている建物は今も残っている酒屋さんですね、
その奥のLPと書いてある赤い壁のところは今はコスモガスになっています。
電車の隣の田んぼのほうは今はコメリがあります。