10月9日に紹介しました昭和38年の 何だこれは! の金沢1 で、金沢犀川の川向うの一角を走っていた今はなき野町~白菊町界隈の現状を定点撮影された代打・山本さんから写真を送って戴きましたのでアップします。
川向こうの一角(現状)に廃止区間を入れてみました。赤が1972年に廃止になった白菊町~野町(推定)、青が現状の石川線です。白菊町が随分わかりにくい場所にありますが、真の起点は昔から市内線が来ていた野町であったのでしょう。工場地帯の貨物扱いで野町の先白菊町まで線路が伸びていた。
写真で○○枚目とあるのはブログ「昭和和38年 何だこれは! の金沢1」にある写真の順番です。
9枚目と同じ場所で 野町駅前を出た市内線が国道に合流するため坂を上ってくるところです。
(市内線単車がカーブして国道に向かっていたところですね)
野町駅
1枚目、3枚目とほぼ同じ場所です。田辺氏は駅のホームから撮影されたようですが、現在はバスとの乗り継ぎのために改築された駅舎に面したホームしか使われておらず、向かい側のホームへは立ち入りができません。ポイントも撤去されており、交換用のコンクリート枕木が並んいるのはレールの上です。なお石川線は大正4年の開業から今年でちょうど100周年を迎え、電車にもヘッドマークがついています。
10枚目と同じ場所です。(野町駅前でここから右へカーブして市内線が出ていましたね)
建設資材会社の横から先は線路跡が道路になっています。
(白菊町手前の大きなカーブでしょうか)
6枚目、7枚目と同じ場所です。線路跡にアパートが建っていますが、6枚目に写っているブロック塀は当時のままです。(電機が貨物入替え作業をやっていた踏切のところですね)
5枚目とほぼ同じ場所です。変電所の敷地になっていますが、右に曲がる側線の跡に沿って木が植えられています。(あの奇怪な建物は変電所だったようですね、それが今はこんな風景に)
先日行われたイベントで、もと井の頭線の車両の行先が演出で「白菊町」になっていました。この車両が入ったのは平成になってからなので白菊町へ行ったことはなく、こんな方向幕があるはずがありませんが、紙にマジックで書いてあったそうです。(元井の頭線と白菊町の組み合わせが面白いですね)