案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2020年1月31日金曜日

第8回 火車撮影家集団 写真展

1/29~2/10までリコーイメージング新宿 ギャラリーⅠ&Ⅱで開催中の鉄道写真展を見てきました。「死んでも遺したい私のベストショット」

リコーのサイトには「60年代から70年代前半に日本各地を走った蒸気機関車などフィルムで撮影された鉄道写真をデータ化したプリント55点」と紹介されていますがもっと後の時代に撮られた海外蒸機もありました。

今よくある鉄道写真と違って、いかにもフィルム時代のオーソドックスな撮り方に好感が持て、私はやはり人物を写し込んだ写真に目が向いてしまいます。ギャラリーⅡは極大プリントの南米やアジアなどのSL写真が20点ほどで大変な迫力、雄大な自然や生活感溢れる写真など海外もこういう国のSLはいいですね。

鉄道写真展はこれくらいの点数がちょうどよい感じで、先日見た上野で開催中の風景写真展は同一テーマで265点(全紙以上)、これにはとても集中できずでした。


2020年1月27日月曜日

画像無断使用の事例。

昨日こんなことがありました。
たまたま山陽電軌の画像を見ていたら私のブログ画像を無断使用している企業のHPが見つかり申し入れて即刻削除してもらいました。

普段、こうした違法をチェックをしているわけではないので真剣に探したらいろいろ出てくるかもしれません。
鉄道の画像は鉄道会社名の括りで画像一覧が出てくるので違法を見つけやすいです。
さらに人間の目は自分が撮った画像はすぐに分かるものでしかも私の画像はモノクロ。
私のサイト名がついていない私の画像のページを開くと無断使用がすぐに分かります。
(ただしアクセス少ないサイトを除く)

企業が作る資料やHPで他人の画像を使う場合大抵は借用依頼が入ってきますので、私の場合はクレジット入で費用は無償~有償で許可しています。個人ではなく企業のサイトで今回のような違法な無断使用は珍しいかなと思います。


Googleの画像検索結果(一画面約400件) 
二段目モノクロ画像のような山陽電軌の無断使用が2件あり。


2020年1月20日月曜日

鉄道模型趣味誌の連載記事 第8回

本日、鉄道模型趣味(TMS)2月号が発売されました。
連載中の地方私鉄の情景は今回で第8回、今回は近鉄と合併直後の旧三重電気鉄道三重線です。三重交通時代の面影残すツートンカラーの丸妻電車が走っていた頃です。

TMS2月号

今回のTMS記事にある丸妻電車については以前ブログでその分類を取上げたことがあります。

2020年1月18日土曜日

竜ヶ崎の4号機。

鹿島参宮鉄道竜ヶ崎線で竜ヶ崎鉄道から唯一の生き残り4号機(大正14年 川崎造船所製)。
1962年と1963年に訪問した時は4号機が盛んに活躍していて
龍ケ崎の街と竜ヶ崎線にまだ勢いがあった時代。
スキャニングをやり直して竜ヶ崎駅で活躍する4号機をアップしてみます。


撮影:1962年3月と1963年8月
4号機がよく似合う背後に並ぶ古風な日通倉庫。1962.3.29
今は蒸機よりもこれらの倉庫の造りに目が向きます。
気になる日通倉庫の奥に延びる線路の行止まりには古典客車ハフ2が休んでいた。
倉庫の荷役作業者らしい前掛けのおじさんがいたところ。


何人も張り付いて貨物入替を盛んにやっている風景。1962.3.29

松井車両製片ボギー車ハフ15(荷物車)が組み込まれた編成。1962.3.29
駅前のボンネットバス、道行く人などまるでジオラマの世界のよう。

国鉄貨車を牽いて佐貫へ向かう貨物列車。1963.8.17
この時の貨物列車は片ボギー車ハフ15(荷物車)が連結されていなかった。

2020年1月17日金曜日

カワイのリオグランデタイプ2-6-0

私は小石のボールドウィン8100からカワイ模型のリオグランデタイプを全く連想できなかった。しかし言われてみればカワイ模型のリオグランデタイプは確かにボールドウィンということに。ただフリーモデルなのでボールドウィンをイメージしたという模型。

そこで、50年以上昔に見たリオグランデタイプを見たくなってカワイ模型店へ行ってみました。模型は何もかもが昔のまま。リオグランデタイプも飾ってありました。
生産はほとんどが途絶えているようです。

今も変わらない須田町のカワイ模型店。

ショーウィンドウに飾ってあったカワイのリオグランデタイプ2-6-0(二段目)

リオグランデタイプ2-6-0(二段目)
今のファインスケール模型界とは対照的にレトロモデルには懐かしさユルサがある。ネット市場に放出されたレトロモデルが意外な価格で取引されているのを見ると、きっと懐かしさユルサに価値をみつけるファンの存在があるのかも知れません。

中学生の頃にやっと買えた国鉄60形Bタンク。こちらは委託販売の棚で他メーカ製品もあり。

2020年1月10日金曜日

小石のボールドウィンふたたび。

田辺多知夫さんが撮った小石のボールドウィン。
4年前に小石の藤田炭鉱で活躍していたボールドウィン8112を3回にわたりブログに紹介させてもらったことがありました。最北の炭鉱までよくぞ8112を撮りに行った田辺さん。

国鉄天北線(音威子府~南稚内 1989年廃線)の小石から出ていた藤田炭鉱宗谷鉱業所専用線(昭和42年廃止) の美しいボールドウィン8112をふたたび紹介させてもらいます。

1965(昭和40)年7月26日
背後に巨大な木造石炭ホッパーが見える。

藤田炭鉱構内


炭鉱の街を背景に小石から引き返す8112


参考) 鉄道ファン誌1995年の記事(安保彰夫氏、宮田寛之氏).藤田炭鉱宗谷鉱業所専用線 "ここはボールドウィンの機影を追った最北の炭鉱鉄道であった″

2020年1月7日火曜日

竜ヶ崎線

新年で使った鹿島参宮鉄道竜ヶ崎線と渋谷駅の写真。
鉄道写真で見る時代の比較、おもしろい時代になってきました。


竜ヶ崎 1963.8.17

竜ヶ崎から57年。開業3日目の東京メトロ銀座線渋谷駅 2020.1.5


2020年1月1日水曜日

正月

今年もよろしくお願いいたします。

昨年も皆さまからのアクセス、コメントをありがとうございました。
2010年5月に始めたブログも今年5月で丸10年となります。
本年もどうかよろしくお願いいたします。

東野鉄道 12月の黒羽。 1966年


昨年は写真集「地方私鉄 1960年代の回想」が鉄道友の会 島秀雄記念優秀著作賞を受賞し12月に授賞式がありました。これまでの受賞は調査・研究図書が主体であり情感の写真集の受賞は珍しかったかと思われます。
ここに至ったのもブログをアクセスして戴いた皆さまのお蔭と感謝申し上げます。