案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年6月30日木曜日

御坊臨港鉄道 西御坊~紀伊御坊

西御坊から紀井御坊に掛けて撮った眠いネガを再スキャンしてみました。

沿線に新旧の民家が点在するが、
昔からの民家がいかにも1960年代で凄い。
フルサイズにして見ると細部が見えてくる。

西御坊~紀伊御坊 1964.07.09

    
日高川から戻ってきたDB2012。



紀井御坊の屋根なし車庫(留置線)に戻ったDB2012。 

2022年6月28日火曜日

御坊臨港鉄道 西御坊駅

 原画像(4800pix)から切取った画像で見るとこれまで気づかなかったことが見えてくる。
西御坊 1964年7月


DB2012、西御坊の駅舎、機関車の運転手、小さな鉄橋、木橋と舗装路.まだTシャツがなかった時代の下着姿の男性、更にフルサイズに拡大してみると母子の表情まで見えてくる。川の向こうに大和紡績専用線の線路が見えてきた。



実に味わい深い西御坊駅。
奇妙な駅舎の内部に生徒募集などの広告が掲示され、改札口にぶら下がった提灯はお祭りなのか。

TMSに掲載した小さい写真では分からなかった終点日高川の全景はこんなでした。
日高川の手前で線路は終わり、右手に日高川を渡る熊野街道の天田橋が見える。日高川上流に日高材の産地があり、河口にある御坊市には製材・製紙業が多かったそうである。

2022年6月21日火曜日

熊本電鉄 藤崎宮前

 フルサイズに拡大して見ると昭和42年の駅周辺の看板、建物、人、クルマなど様々なものが見えて来ます。

PCで画像フルサイズにするには
1.この画面上で画像上のカーソルを右クリックして最上部の「新しいタブで開く」をクリックする。

2.上部に表れた2048pixの新しいタブをクリックする。

3.全画面になった画像をクリックするとフルサイズ画像になります。

4.元に戻すには上部の新しいタブの×をクリックする。



熊本電鉄 藤崎宮前駅 1967.3.6
駅前大衆食堂の御献立メニューが読めます。

藤崎宮前の駅と周辺の素晴らしき建物。


藤崎宮前


熊本城を望む駅前風景。


藤崎宮 鳥居前の電車通り。


最も看板が多い電車通りの1枚。


藤崎宮前の分岐点を直進する1系統。

2022年6月20日月曜日

相模鉄道 海老名

新宿始発の相鉄ネイビーブルーの乗車を楽しんで海老名に行き、小田急海老名駅に併設された小田急ロマンスカーミュージアムの見学を楽しむ、なかなか良き一日であった。



新宿駅2番線に到着する相鉄ヨコハマネイビーブルー

新宿「新南改札」下の暗がりでブルーの車体が光輝く9:27新宿始発の海老名行。
休日ともなれば先頭車に子供たちが張り付くので落ちつける最後部車両が良さそうです。


現在の跨線歩道橋から海老名駅方面の撮影は困難。


僅かの隙間からスマホを当てて垣間見た海老名駅と小田急車両基地。
下が相鉄線で右手が小田急線。

一面田畑の中にポツンとあった海老名駅。 1963.10.20
この年の2月にNSE3100形がデビューした。

相鉄線と小田急線と右手に相鉄貨物線が見える海老名風景。1962年10月
撮影:山本忠夫氏


跨線歩道橋からJR海老名駅方面を見た現在の相鉄旧貨物線。


1963年の相鉄貨物線。 海老名


海老名のロマンスカーミュージアム。

新宿駅西口から芦ノ湖まで巨大スペースのジオラマ。
ロマンスカーミュージアム


小田急モハ1
ロマンスカーミュージアム

熊本電鉄モハ301 北熊本 1967.3.6 
小田急が買戻し開業時の1形に復元した。


モハ303  藤崎宮


2022年6月17日金曜日

熊本電鉄 早朝の菊池駅

朝早に訪問した菊池駅のネガは薄くてどれもメリハリがありません。
tifにスキャンしてjpg化し長辺2048pixで画質を高めてみました。



モハ303+ホハ54  菊池駅 1967.3.6


 モハ303+ホハ54 


モハ102
フルサイズにして見ると運転手の表情まで分かる。
スマホでもフルサイズに拡大できるのがgoogleブログのよいところ。


コメントにあったようにフル画像にすれば「ポイント上の架線の張り方の観察」なども出来ます(写真はPC画面の事例)。


モハ102+ヤ5



日の出前でうす暗い菊池駅。

2022年6月14日火曜日

広島風景

路面電車の写真は人、クルマ、看板、建物など昔の街風景が写っているのが楽しい。


撮影:1967.3.7


広島電鉄  宮島行き直通電車。 小網町-土橋

 2系統の己斐から広島駅へ向かう400形。 小網町-土橋


己斐行きの400形。 小網町-土橋


土橋の分岐点。

単車で賑わう十日市町分岐点。単車は150形

2022年6月12日日曜日

3種のカメラ

3種のカメラを適材適所で使い分けたある日の撮影。

梅雨入りの日に撮った雨の紫陽花。
花の色合いをフルサイズ機で楽しめるようになった。
フルサイズ機で花を撮るならSony α7Ⅲに40mm単焦点レンズ(173g)装着し、軽量コンパクトでフラッと撮りに行くのが楽しくなる。 


日本橋のステンドグラス「日本橋南詰盛況乃圖」高島屋前の地下通路にて。
ポケットに入れて街歩き撮影するなら断然スマホ。

梅雨入りの早朝に姿を見せた富士山。
自宅で富士山撮るならLumixマイクロフォーサーズ機GX1に140mm(265g)望遠で。


2022年6月11日土曜日

昭和51年 尾小屋最後の時代

尾小屋鉄道を最後に訪問したのは昭和51年春であった。
廃線1年前で構内の線路もだいぶ外されて寂しくなっていた。
初めて訪問した1962年夏から14年も経っていてよく生き延びたものである。
散々楽しませてもらった尾小屋鉄道を見るのもこれが最後となってしまった。

2012年4~5月にアップした「昭和51年の新小松駅」の続編です。


撮影:1976.04.09


尾鉄バスの観光事業で賑わう新小松駅。

新小松を発車すると民家や工場が並ぶ。




新小松駅の風景。


バスが同居していた新小松の車庫・工場。


かつては給水塔があった機械工場の一角。