案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2022年6月28日火曜日

御坊臨港鉄道 西御坊駅

 原画像(4800pix)から切取った画像で見るとこれまで気づかなかったことが見えてくる。
西御坊 1964年7月


DB2012、西御坊の駅舎、機関車の運転手、小さな鉄橋、木橋と舗装路.まだTシャツがなかった時代の下着姿の男性、更にフルサイズに拡大してみると母子の表情まで見えてくる。川の向こうに大和紡績専用線の線路が見えてきた。



実に味わい深い西御坊駅。
奇妙な駅舎の内部に生徒募集などの広告が掲示され、改札口にぶら下がった提灯はお祭りなのか。

TMSに掲載した小さい写真では分からなかった終点日高川の全景はこんなでした。
日高川の手前で線路は終わり、右手に日高川を渡る熊野街道の天田橋が見える。日高川上流に日高材の産地があり、河口にある御坊市には製材・製紙業が多かったそうである。

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