案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年12月8日日曜日

「かなひら」駅のシーン

寅さん映画シリーズ第9作「男はつらいよ 柴又慕情」(72年)をテレビで見て、冒頭に出てきた「かなひら」駅のシーンには驚き飛び上がった。寅さん映画に登場した尾小屋鉄道とはこれだったのですね。映画で見る「かなひら」駅のシーンは情緒溢れまるで絵のようであった。

バケットに牛乳缶を積んだ気動車が排煙を残して発車していく「かなひら」駅シーン

駅名「かなひら」と駅舎に貼られたDISCOVER JAPANのポスター youtubeより

「かなひら」駅のホームと駅舎、デイスカバージャパンのポスター、赤い気動車、
こんな尾小屋鉄道のシーンに1970年代初頭の日本の風景が凝縮されていたようだ。

尾小屋鉄道 1962(昭和37)年の金平駅

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