案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年12月4日水曜日

昭和の青梅線 昭和幻燈館

朝日新聞(11月28日)に紹介された青梅・昭和幻灯館の「郷愁の鉄道コレクションワールド」を見てきました。
昭和幻灯館は造形作家 山本高樹氏の大型ジオラマ作品(縮尺25分の1)をメインに展示されていたのですが、NHKドラマ「梅ちゃん先生」で山本高樹ジオラマ作品が一躍人気となり館内にあった多くの作品は今全国の展示会を回っているそうです。
そのジオラマ作品に代わって展示されたのが今回の鉄道コレクションで、館内は僅かに残された山本高樹作品「青梅キネマ慕情」等以外は鉄道コレクションで占められていました。懐かしい青梅線・中央線の駅看板、青梅駅ジオラマなど、私が住んだ2年間の青梅昭和40年頃の時代が思い起されました。


昭和幻灯館  2013年12月

昭和40年代の青梅駅周辺を再現したNゲージ・ジオラマ


中央線、青梅線を主とした鉄道コレクションの数々.
先日の下河原線の時刻表がありました.

造形作家 山本高樹氏の作品 縮尺25分の1
「青梅キネマ慕情」夕焼け小焼け明日天気にな~れ.
昭和29年頃の青梅キネマ通り界隈を再現した情景ジオラマ
青梅宿幻想「猫町通り」

青梅キネマ慕情によく似合う青梅線の旧型国電 1965.12.26
昭和40年から2年間お世話になった電車にカメラを向けたのはこの時のみ.惜しい事をしてしまった。

昭和40年の青梅駅  1965.12.26

奥多摩の山並みを望む今の青梅駅 2013年12月

4 件のコメント:

H.Kuma さんのコメント...

「昭和40年の青梅駅」、いい写真ですね。
私もこの場所から眺める構内の風景が好きです。
時代は変わりますが、103系の群れや、201系だらけだった頃の光景を眺めてました。
昔は電車庫があったんですねぇ。

昭和幻灯館の「郷愁の鉄道コレクションワールド」は私も新聞でみて、いかなきゃなと思ってました。
katsuさんはもういらしてたんですね。

katsu さんのコメント...

H.Kumaさん
幻灯館にあった昔の青梅駅のジオラマに電車庫があったので昔の写真を確認すると、
ジオラマの通りで私はすっかり昔のことを忘れていました。
そしてジオラマにあったガードレール沿いの道も昔の写真にありました。
今のこの道を歩いてみるとケーブルが張りめぐらされ醜い風景になってしまいました。
今の電車に較べ昔の青梅線には風情があったなんて今だから言えるんですね。
昔乗っていた頃は茶色い都落ち電車は好きではありませんでした。

伊豆之国 さんのコメント...

私が青梅線に初めて乗ったのは、小学生の頃、親に連れられて青梅の鉄道公園に行ったときのこと。まさに今回の写真にある通り、旧式国電の天下だった頃のことでした。車内の一部を幕で仕切って荷物室代わりにしていたことを覚えています。たぶん奥多摩の山への登山客が持って行く荷物だったのでしょうか。春休みだったこともあり、羽村の駅で桜の花見に降りていった客が大勢いたことも記憶に残っています。青梅線には、その後も御嶽山や吉野梅郷に行ったときに乗ったことがあり、鉄道公園にももう一度訪れているのですが、一番最後に乗ったのはかれこれもう今から20年も前。青梅の町が「昭和レトロ」で売り出していることは知ってはいるのですが、なかなか足を運ぶ機会がないままになっています…。

katsu さんのコメント...

伊豆之国さん
青梅線の旧型国電で幕で仕切った荷物室の事よく覚えています。新聞などを運んでいました。
マイカー時代になって私は吉野梅郷や御嶽山、御嶽渓谷などどこへ行くにもクルマで青梅線とは無縁になってしまいました。今の時代、青梅の旅はクルマより電車を使った方がいろいろと思い出が残ってよいと思います。