案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2025年6月2日月曜日

夕暮れ時の中井駅

 西武新宿線 中井駅を夕暮れ時によく利用することがある。

大江戸線を下車し、新宿線・中井駅へ向かって、日が暮れかかった商店街の小さな通りを歩く。店先の灯りがぽつぽつと灯りはじめ、なんとなく下町風の親しみが漂う。そんな通りの先に、いつもの踏切が見えてくると、ふと足が止まる。

踏切を通過する電車、赤く光るちょうちん、カーテン越しに覗く居酒屋のあたたかな気配。角にはみずほのATMと、自転車。街のあかりと空の青が混ざり、この時間が少しだけ昔の東京を思い出させてくれる。

ほんの一瞬、通り過ぎる風景の中になにか心を引きとめるものがある。そんな時間が中井にはある。


中井 2025.6.1


7 件のコメント:

jha141 さんのコメント...

この駅懐かしいです 通勤に使う車を支給されるまで数か月西落合まで歩いてました。

匿名 さんのコメント...

この駅の雰囲気、良いですね。
機会を見つけては撮っています。

匿名 さんのコメント...

匿名になってしまいましたがChitetsu です。

Cedar さんのコメント...

やはりここに着目されましたね、さすがです。「郊外電車」という言葉が似あう大好きな場所です。

katsu さんのコメント...

iha141さん
先日、ここから西落合まで歩いたことがあるのですが電車からよく見ているのと違ってかなり距離がある感じでした。

katsu さんのコメント...

匿名でもChitetsuさんと分かりました。この通りにある喫茶店でChitetsuさんと原稿の打合せをしたことがありますね。早いものであれから10年近く時が過ぎ去りました。

katsu さんのコメント...

ここを通るたびに撮ろうと思いながら滅多にスマホを向けることはなかったです。踏切が生活感溢れる雰囲気を出してくれますね。