案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年10月29日金曜日

駿遠線の蒙古の戦車

6月25日にアップした駿遠線「9両の蒙古の戦車」の個性豊かな表情を一覧にしてみました。

蒙古の戦車の中には、撮影時期で外観が異なる変形機もあったが、1967(S42)年頃まで列車を牽いて活躍していた主役は背面が丸いDB604、607、608、609などであった。
蒸気機関車の下回りを使って自社工場で改造しただけあって、号機ごとに外観が異なり実に個性豊かなDB機関車であった。
1964(S39)年頃の袋井駅構内は、次々にDBが牽く列車の発着でDBが何台もたむろし、まだまだ蒙古の戦車活躍の時代であった。しかしこの年の9月に路線縮小が始まり、DBも次第に活躍の場を失って行った。

蒙古の戦車(DB609と608)が次々と発着していた時代。   雨の袋井 1964.3.25


DB601  相良  1966.9.23


DB602  相良 1966.9.23


DB604  袋井 1964.3.25


DB606(元605でこちらが元赤穂鉄道?)  相良 1966.9.23


DB606  新藤枝 1964.3.25


DB607 袋井 1967.7.9


DB608 袋井 1963.4.4


DB609 袋井  1967.7.9

・銘板でDB606が2台あるが、どちらが元605であったかは中村修著:駿遠線物語による。
・ここにないDB603はこれ以前に廃車済みであった。
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