1964年に見たホハ23は、その後クハ111に改造(S41年)されて総括制御時代を生き延びたが、これも廃線直前の長岡駅で撮ったネガに写っていた。台車を見ると何か異様な台車。これが元小坂の明治生まれの客車の台車とは知らなかったが、改めて見ると飛び出したバカでかい軸箱はそのままだが、イコライザーは消えて別方式になっている。元小坂の台車の基本部品を活用したように思える。
写真右: 元江ノ電の栃尾クハ111 長岡 1975.3.8
クハ111の台車
次に総括制御時代の新造車(S42年)クハ102~104。
この新造車に元小坂古典客車の台車流用ということで、写真を拡大して台車を見ると上記の元江ノ電のクハ111とは違ってイコライザー式?のように見える。こちらの方はかなり元小坂の原型に近い台車だったのだろうか。
←側2両が新造のクハ。 クハ104+クハ同形+サハ(元草軽モハ)+モハ217 1975.3.8 |
ということで、1964年の栃尾線訪問時に見た珍品 元小坂の古典客車の台車、元草軽の客車、元江ノ電の客車は、その後の総括制御時代に生き延び、廃線まで活躍した姿の一端をネガから確認することができた。
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