案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年7月17日火曜日

丸亀航路

瀬戸大橋がまだ無かった時代の宇高連絡線に対し、下津井電鉄の下津井港から丸亀へ渡るのどかな丸亀航路があった。下津井電鉄を降りて船で下津港を出港したところを丸亀航路 で紹介しましたがその先を続けます。
対岸の四国丸亀にはかっては坂出市丸亀市多度津町と善通寺・琴平を結ぶ軌道線「琴平参宮電鉄」が運行していたが1963年に廃止されてしまった。下津井港を出港した丸亀航路では途中の島に客を降ろすのか小舟が写っていた。四国で印象的だったのは小舟が着く島の家並みや、宇和島で見た茶褐色の家並みで、この頃にはまだ残っていた瀬戸内や四国独特の昔ながらの家並なのかも知れない。

丸亀航路の途中で見た乗客満載の小舟。 1969年5月

小舟は島のさいさな港に接岸する。


丸亀城から見た丸亀港と市街.6年前までここに軌道線が走っていた。


予讃線西端の宇和島の街並み. 四国西の果ての家並みに独特なものを感じてしまう。

4 件のコメント:

青蛙 さんのコメント...

丸亀の港から沖合正面に見える大きな島は本島
です。船に乗って30分で着きます。
戦国時代には織田・豊臣の水軍として栄えました。
一連の写真から、小舟の様子や海岸の家並みと神社のある長く続く白砂。
鉄道散策の後、ふと振り返ると展開する風景に
癒されます。
鉄道バカになれず、周辺のたたずまいと人々の息遣いが見て取れるkatuさんの写真です。
1枚欲しいなぁ。

katsu さんのコメント...

青蛙さん、
丸亀航路の途中に大きな島がありました。
あれが本島でしたか。
今や岡山から瀬戸大橋線で坂出や丸亀なんてあっと言う間に到着ですね。
昔の船旅の風情は失われてしまいました。

Cedar さんのコメント...

鉄道の写っていないお写真も素晴らしいですね。瀬戸の花嫁♪~の歌声が聞こえます。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
何でも撮っておくと今になって楽しめますね。
この頃でもまだフィルムがもったい時代でした。
今ではデジカメで何でも撮りまくりですね。
こうなると以前撮ったものが中々出てきません。
私のデジカメは撮ったら即何かに利用して終わり、溜めこんで後から整理なんて考えないことにしています。