案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年6月18日金曜日

田園鉄道(続) 宮城中央交通若柳駅

東北本線石越駅から二つ目の若柳に車庫があった。1966.3.1

お目当ては凸型電機ED20形で、丁度2両が休んでいた。軽便鉄道時代の小さな車体はそのままに、足回りを762→1067mm軌間に拡大改造した姿が模型のようで愉快であった。
車体幅より台車の方が幅広い。

3年前の2007年3月末に廃線となった「くりはら田園鉄道」は保存活用に向けての整備が着々と進み、若柳駅の施設が復元されたのには目を見張ります。
先日6月13日には栗原市が主催して一般公開「くりでん乗車会」が開催されたそうで、この車庫があった若柳駅は地元の皆さんや鉄道ファンに永く愛され続けて行くことでしょう。



2 件のコメント:

t7marimo さんのコメント...

凸型電機ED20形改軌の762→1067mmの差は305mmで、片側約15cm大きくなる。写真で見ると軸受けの部分ですか、車体より出っ張っているところは。本当に愉快な機関車ですね。

katsu さんのコメント...

t7marimoさん
昔よく作った、下回りが16.5mmゲージのままの1/80軽便模型のようです。オーバスケール軽便模型を地で行くような実車ですね。