案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2015年5月4日月曜日

福井鉄道の魅力 南越線の車両

国鉄武生駅の脇から出ていた福井鉄道南越線は本線福武線とは線路が接続してないため、本線との共用車両はなかったようで、個性豊かな車両が溢れていた。南越線始発駅「社武生」駅に出入りする車両を捉えたカットであるがこの路線の奥に行けば更に珍品電車がいたことだろう。

撮影日:1964.10.04 撮影:故田辺多知夫氏 社武生駅にて

トレーラを牽いて社武生に到着するモハ132


寄せ集め部品で作ったような最新型モハ132

モハ111の個性溢れる姿は正に田舎電車

社武生駅風景 モハ111

モハ51+モハ102(元京浜急行)1964年廃車
電装解除されて小さなモハ51に牽かれていたのだろうか

 国鉄武生駅を背景にしたデワ1
 デキ11になって現存するが、それとは全くイメージが違っていた頃のデワ1

モハに牽かれていた木造客車ハ2

2 件のコメント:

SME さんのコメント...

元京急のクハは、よくよく見たら・・・床下に何故か抵抗器が付いたままに・・(笑)。

南越線は確か、南海の「たまご電車」の車体流用の待合室が有ったり、モハ111も、木造省電のなれ果てだったり、

木造デワがイコライザー台車でなく、アーチバー台車って言うのが軽便チックで良い味です

katsu さんのコメント...

SMEさん
実に愉快な車両が揃ったものです。
南海のタマゴ電車の車体も写っていました。
当時、南越線や鯖浦線はほとんど紹介されていなかったのですが
福井鉄道のお宝路線であったと思います。
福井鉄道といえば福井市内を行く福武線の風景ばかり、
その裏にこんな世界があるのを知っていれば訪問したのですが。