案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年4月21日月曜日

京王線 5000系のデビュー

1963年8月の京王線の1500V昇圧化で、1500V専用車としてデビューした5000系は8月4日から運転開始され、8月11日には5000系の試乗会があり高幡不動まで試乗を楽しんだ。その時のメモは何も残っていなかったが100km/h超えの車窓風景に恐怖感を覚えた記憶がある。まだ新幹線開業前のことであった。


グリーンカラーの京王線にアイボリーカラー5000系がデビュー.高幡不動 1963.08.11

 パノラミックウィンドウが斬新であった5000系
5000系運転席

2700の機器流用した新製5070系2連+従来型
急行[ 東八王子-新宿]  高幡不動

アイボリーカラーだが良く見ると従来型2700系+新製5070系.
まだ殺風景だった高幡不動の駅周辺.

従来型2010系 高幡不動

8 件のコメント:

宵闇 さんのコメント...

デビュー時の京王5000系良いですね。

やっぱり全体的な雰囲気が153系似ていてとてもスマートですね。

まだ600V時代のノタノタ運転から、時速100キロごえの高速運転とは気持ちが良いですね。

リクエストですが、現役時代の東八王子駅もやって下さい。

katsu さんのコメント...

宵闇さん
つまらぬ形式写真にコメントをありがとうございました。
この時期は消えゆく600V中型車を追い掛けて新型車5000系を撮ったのはこの時だけでした。
やはり5000系はそれまでの600V中型車とは何もかも格段の差ですね。
5000系に乗って到着した高幡不動駅は何も無い寂しいところでした。
ここから先は行った事がなく残念ながら東八王子駅は撮っていませんでした。

Cedar さんのコメント...

5000+5070の6連は正に掃き溜めに鶴!って感じました。
5070の吊掛けサウンドにも痺れました。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
5070系は2700系の台車や電装品を使っていたのですね。
あの試乗会の時にそんなような事があったのをすっかり忘れていました。
釣掛けの音がしてましたか。
残った2700系の車体には廃車の中型車の台車を回したりと
いろいろあったようですが詳しくは関心ありませんでした。

Cedar さんのコメント...

5070に台車、電気品を譲った2700は中型車の台車や新製台車で2010系のサハ化され、これまた大好きだった中型車改造サハ(あんこ編成)を置き換えたようです。
そんなゴタゴタした京王線、軌道線っぽい雰囲気で高速運転する特急には痺れました。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
この2700の経緯は誠に興味深いです。
この台車、電気品、車体の活用はピクに展開図が出ていましたが正に資源有効活用ですね。
私が撮った2010系にはまだ中型車改造のサハが挟まれていました。

風旅記 さんのコメント...

こんばんは。
京王5000系、今見ても素敵な車両です。流麗なデザインは京王線で現役の頃から大好きでしたし、今も地方私鉄に渡って活躍している車両を見ますと、やはりいいと感じます。
一方で、吊りかけ駆動の車両にも興味を惹かれました。幼い頃の記憶で、駅でわざわざ端に連結されている吊りかけ車を見ていたのを覚えています。
往時の財政事情だったのか、古い機器を組み合わせた車両があったのは、全車が一気にVVVF車に変わった今では想像もつきません。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com

katsu さんのコメント...

風旅記さん
京王5000系が登場したことで朝の満員通学が楽なった話を高校後輩から聞いたことがあります。
それまで小さな600V中型車が活躍していたことを思うと格段の進歩であったと思います。
5000系の試乗会で100km/hを超えた時のことをよく覚えています。
あの時の最新型電車が各地の地方私鉄で活躍したことは嬉しいことです。
今では京王線も別世界になってしまい縁遠い私は滅多に乗ることもありません。