案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年10月1日火曜日

福井鉄道 田原町

市役所前で通勤・通学客の殆どが下車し、朝の役目を終えてガラガラに空いた高床車は田原町まで行って武生へ引き返す。最後の高床車が引き返す頃は通勤・通学時間帯もとっくに終わっていた。田原町は福井鉄道の様々な電車がやってきて「えちぜん鉄道」と接続するので飽きることのない魅力的な駅であった。「えちぜん鉄道」との相互乗り入れが実現する頃はさらに話題多き駅になることでしょう。

撮影 2008.10.14
市役所前を直進し田原町へ向かう. 裁判所前

福井駅前-市役所前-裁判所前-田原町を往復するシャトル. 裁判所-田原町

コンビニの向こうに田原町駅の青い屋根が見える.

コンビニの裏から顔を出してきた200形202

朝のラッシュ時の役目を終え、ガラガラに空いた200形201は武生に引き返す.裁判所-田原町

様々な電車がやって来る木造の田原町駅

えちぜん鉄道三国線と福井鉄道福武線が出会う田原町.
福井鉄道の線路の終端はえちぜん鉄道の線路とかなり接近している.将来、新型低床車による相互乗入れが実現するとここで線路が繋がるのでしょう.




 

8 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

しばらくご無沙汰の間に福鉄でしたか。
インタアーバン好きのCedarには常に気になる存在でした。200形が健在なうちに訪問したいなあ…。

katsu さんのコメント...

Cedarさん、しばらくです。
福井鉄道は正にCedarさん好みの貴重な鉄道ですね。
趣味的には役者として鉄道線200形3編成が存在するところがただの路面電車路線ではない。鉄道線車両が併用軌道を市内中心部まで走る路線は今や他に類がないでしょう。

最新の低床式車両を導入し200形は消える運命でしょうが、いかに地域の足として地方鉄道を活用するか、福井の沿線地域ほど様々な施策を考え計画を立て実行しているところは他に無いのではないでしょうか。

影武者 さんのコメント...

>katsuさん
>鉄道線車両が併用軌道を市内中心部まで走る路線

区間は短いですが京阪の浜大津周辺・・・。

田原町の駅舎がいい雰囲気ですね。老朽化で改築するにしても、県産木材などを
使って木造のまま残してほしいものです。

chitetsu さんのコメント...

福井の連接電車、「いいね!」ですね。
大きな電車が道路をユラユラ走るシーンを見られるのもそんなに先が長くなさそうですね。
お写真見てて雪が降る前に行きたくなって来ました。

katsu さんのコメント...

影武者さん
京阪の浜大津周辺にもありましたか。
全く京阪のことは知りませんでした。
えちぜん鉄道との相互乗り入れなどで田原町駅を改築する場合は
今の木造のイメージを残すのではないかと想像します。
北府(西武生)駅の改築では昔のイメージを残したようですね。

katsu さんのコメント...

chitetsuさん
人気の連接電車が今も活躍していることに感心してしまいます。
この電車の存在が福武線の魅力を惹き立てていますね。
沿線の鯖江、武生、越前といった土地に惹かれ福武線の魅力も盛り上がりますが、そこをいつまでも走っていて欲しいのがこの連接電車ですね。
鉄道存続のための合理化で消えゆく運命は仕方ありませんが福武線の象徴として何かできないものでしょうか。

影武者 さんのコメント...

北府駅の場合、単なる改修だけでなく昔日の面影を残すよう復元に近い事をやったそうですね。
木部だけでなく、駅舎全体を持ち上げて基礎まで手を入れたとか。↓
http://jnr419ft202.blog.fc2.com/blog-entry-112.html

田原町駅はもともと相互乗り入れに適した構造でバリアフリー対応も問題なさそうなので
期待しています。あの駅舎は中の人も価値をわかっているのではないでしょうか。

katsu さんのコメント...

影武者さん
風情があった北府駅の改築は凄いですね。
木造駅の改築でここまで配慮されると福武線の存在感も高まると思います。
ところで、ここにあった古い車庫はその後どうなったのか気になるところです( これから調べてみますけど)。
田原町駅のこれからは私も期待しています。