案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年11月24日土曜日

東和歌山駅前の今昔

あの「朝の東和歌山駅前」の光景を撮った1964年の4年後に東和歌山駅(現和歌山駅)の駅ビルが完成し、駅前が整備されたものの、その3年後(1971年4月)に和歌山軌道線は全廃されてしまったようです。
そんな駅前風景の今は一体どんなに変貌したのか例によってGoogleスリートビューで現在の和歌山駅前通りに立ってみました。

和歌山駅前交叉点からJR和歌山駅を見る
JR和歌山駅西口を一直線に延びる今の駅前通り「けやき大通り」。路面電車やボンネットバスが発着し高校生が溢れていたあの朝の駅前風景がここにあった。まるで戦後の面影残すような駅前風景であったので現在との落差があまりにも大きい。

和歌山駅前交叉点から見た西に延びる「けやき大通り」
駅前から「けやき大通り」を少し進むと和歌山駅前交叉点で国体道路と交わる。和歌山軌道線はこの「けやき大通り」を一直線に走っていた。昔、この辺りに紀陽銀行のビルがあったが今も丸い建物の中に紀陽銀行東和歌山支店があるようだ。

駅前の先でSカーブするところが今の国体道路との交叉点でしょう。1964.07.10
今の「けやき大通り」は昔もだだっ広い道路であった。路面電車の背後に紀陽銀行のビルが見える。



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