案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年11月12日月曜日

御坊臨港鉄道 御坊~紀伊御坊

紀伊御坊の構内には車庫代わりに様々な車両が留置され、注目は元芸備鉄道キハニ19の大型キハ40801と、元富南鉄道キハ3の小型キハ103であった。この2両は当時の地方私鉄ではよく見掛けた両端に荷台を備えたタイプで、いかにも御坊臨港鉄道らしいキハであったが大型のキハ40801が多客時に出動するくらいでキハ103は使われていなかった。

キハ308の隣に荷台付キハ40801が休んでいる. 紀伊御坊駅

下校時間の紀伊御坊駅  1964.07.09
日中は元国鉄41000形のキハ308が御坊-日高川間をのんびりと往復するが、下校時間になると駅は高校生で賑わってきた。
紀伊の山並みを背景に田んぼを行くキハ308の単行。

キハ103(元富南鉄道キハ3)

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