案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年12月28日水曜日

京福電鉄 福井~福井口3

京福電鉄福井支社には個性豊かな電動貨車や機関車がいて楽しませてくれた。
金津に居たテキ20、東古市に居たテキ6など、1台ごとに形状が違うようで、
これらと福井~福井口にいた同類、そして機関車を並べてみました。

   東古市にいたテキ6   1968.1.14 

金津にいたテキ20.前歴は不明   1968.1.15

これらの電動貨車は京都電燈時代に梅鉢鉄工場で1920年にテキ6形テキ6~テキ11の6両を製造し、後に木造車体に鉄板を貼付た四輪単車となった。新福井駅に隣接した車庫の火災で3両が廃車となり残ったテキ6、7と9は制御器の違いからテキ6形6と、テキ7形7、9に形式が分かれた。
テキ6形はえちぜん鉄道の名物ML6形6となり勝山駅に保存されている。
  (引用: 里山工房さまの京福電鉄福井支社10 テキ6、20)

テキ7  福井-福井口 1968.1.14

テキ9  福井-福井口

テキ501  元庄川水力電気専用鉄道  福井-福井口

テキ512      福井口
元国鉄アプト式EC40形で 片側のボンネットを改造してデッキ付に.

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

いつもながら丹念な撮影に感服いたします。車両はもちろん、背景の押さえ方も良いですねえ~。雪の金津の屋根の連なりや、3のラストカット遠景の、築堤上の電車に痺れます。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
感想ありがとうございます。
その土地の民家など建築物が絵になる1960年代でした。
ラストの遠景は三国芦原線の築堤上を行く元東急の3ドア車だと思います。