案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年5月10日火曜日

廃線間際の九十九里鉄道 3

昨年12月14日に「廃線間際の九十九里鉄道」1と2をアップし、暫く経ってから私の模型製作用のアルバム中に飯島巌さん撮影の九十九里鉄道の写真を更に見つけました。前回同様に九十九里に行けなかった私がプリント版を頂戴したもので、将来の模型製作に備えていたものです。
1961年2月、廃線が迫る九十九里鉄道の光景。この日の車両の動きは、写真から私が想像したものです。まずは東金駅の光景から。


東金の留置線の奥に休む不揃いな車両達.その各車を確認してみると、


手前には、さんさんと2月の陽を浴びて休む超人気者 キハ104が. 1961年2月


その先にボギー客車ケハ111が.この大型客車はこの鉄道に1両しか居ない.


更にその先に雨宮製キハ201(トレーラ化後)と、元増東軌道のケハ107が.
元増東軌道の小さなボギー客車は堪らなく愛嬌がある.


ターンテーブルで方向転換したキハは、2両のボギー客車を従えて発車を待つ.
東金駅のキハ104+ケハ107+ケハ111

撮影: 全点 飯島巌氏

0 件のコメント: