案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年2月25日金曜日

筑波鉄道 本日の真壁

猫が好きさんからのコメントにあった、真壁の100軒超える文化財町並み真壁のひなまつり号バス(3月3日迄期間限定)を読んで、たまらず本日 ひなまつり号バスに乗って真壁へ行ってきました。
北千住からつくばエクスプレスに乗ってつくば駅まで35分、駅前のつくばセンターでひなまつり号バスに1時間ほど乗って真壁に到着。真壁まで走っている定期バスは4月1日から筑波山口~真壁間の便が無くなってしまうので、車がないと猫好きさんのコメントにあったように、今後はつくばセンターから筑波山口までバスで来て、そこからレンタサイクルで廃線跡をたどったって真壁まで来るしかなさそうです。

車を使えばどうということのない土地だが、今日の自転車による廃線跡巡りは車とは違って何かと快適なこと。筑波鉄道の廃線跡は土浦から岩瀬までサイクリングロードが完備しているようで、何回か来て全線を楽しめそうだ。
今日は真壁で無料レンタサイクルを借りて酒寄までの廃線跡を探索し、その先の筑波駅跡までは次回とした。そしてオマケに真壁の文化遺産の町並みめぐり、更に古いお雛様まで見ることができ、無料レンタサイクルのフル活用であった。真壁の町は昔よく車で通過したが、当時はこの古い町並みに全く気付かなかった。

真壁駅跡のホーム。 どの駅もホームはしっかり残されているようだ。
真壁のホームの桜も残っていた。 2011.2.25
加波山(左手)を背景に廃線跡のサイクリングロードがどこまでも続く。真壁~常陸桃山

真壁の町から見える筑波山

真壁の町並みには300余棟の見世蔵(店舗兼用)、土蔵、門があり
104棟が国の登録有形文化財に登録されている。


各家自慢のお雛様が座敷や店先・玄関先に飾られ観光客を楽しませてくれる。
古い町並みのごく普通の商店等(192軒)に飾られたところが素晴らしい。
江戸時代のひな人形が見どころだそうで、この街おこし10年くらい前に始めたそうだ。

2 件のコメント:

Cedar  さんのコメント...

すばらしい町並みですね。この町並みとセットで鉄道も一部でもいいから残せなかったものか?と思います。
とっぴなデザインの観光施設よりも、本物の時代と思うのは私だけでしょうか?

katsu さんのコメント...

Cedarさん
私も全く同感です。
筑波エクスプレスが開通して筑波が身近になったので、最先端都市つくばと、昭和の町並み真壁を結ぶ鉄道なんて想像してしまいます。
サイクリングロードを元に戻して、鉄道を復活させるなんて夢物語ですかね。
高齢化社会、環境問題、過疎化問題、文化財保存など、これからの鉄道が果たす役割は大きいと思います。