案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年2月19日土曜日

最後の筑波鉄道 真壁

筑波北方の中心駅 真壁は灯ろうなど石材加工が盛んな町で、近くに伝正寺がある。
交換線の両側に貨物側線があり、桜の木立がある古い木造の真壁駅は、模型にしたくなるような好ましい駅であった。こんな駅を廃線まで残り少ない日々を気動車が坦々と行き来していた。
派手なお別れ飾り付けもなく、廃線直前に小さなヘッドマークを付けただけで地味な廃線直前であった。

真壁駅 1987.3.8

1987.3.8


桜の蕾が膨らみ、満開前の31日に最後の日を迎える。  1987.3.28
最終日は、最終列車が真壁に到着した時点で筑波鉄道はその役目を終える。


あと数日で見られなくなる駅の風景 1987.3.28

石材加工の町、真壁。町の至るところに石屋さんがある。 1987.3.22

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