「築館線の残照」仙北鉄道 1964年夏
鉄道が動いていた時代のこと以上に、鉄道が消えた後の線路の風景には深さがある。
そんなことに気づいたのは、撮影したずっと後のことだった。
この写真は仙北鉄道 築館線の廃線跡。当時私は何の感慨もなくシャッターを押したのは「記録として残すだけ」の感覚だった。ところが後になって見ると、妙に心に残る。
過去に投稿した「鉄道が消えた跡の深さ」のハーフ判モノクロ画像をカラー化して、夏の色を出してみました。鉄道が動いていた時代のこと以上に、鉄道が消えた後の線路の風景には深さがある。
そんなことに気づいたのは、撮影したずっと後のことだった。
この写真は仙北鉄道 築館線の廃線跡。当時私は何の感慨もなくシャッターを押したのは「記録として残すだけ」の感覚だった。ところが後になって見ると、妙に心に残る。
この線路の向こうにあった、かつての暮らしの気配。駅に集った人々の声。行き交う小さな2軸ガソリンカーのエンジン音。 それらが消えて久しいのに、ここには「何か」が残っている。鉄道が消えた後の線路の風景は、私たちに鉄道が活躍していた時代の光景を想像させてくれる。

1 件のコメント:
見た瞬間に何処かわかりました。長大な貨物列車の入替のために100m近く線路が残されていましたね。少し後に、Katsuさんが撮影された同じ位置でワ627を撮ってます。仙北鉄道の最初の印象は"小さくて可愛い"でした。
初めての撮影旅行で、まだ資料や知識も無く、子供の頃に一度乗った記憶があるものの「行ってみるまで何があるか分からない」状態で、瀬峰が近づくにつれ興奮状態だったんだろうと思います。雑誌で情報を得て撮影旅行を重ねる毎に、「行ってみたらやっぱりいなかった」の連続でした。
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