案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2020年6月15日月曜日

朝の浅間温泉驛

温泉といえば浅間温泉行きの軌道線 松本電鉄浅間線。
ひなびた木造電車と対照的だったのが立派な洋館風駅舎であった。
昔も今も高級感ある温泉地の感じがする。

撮影:1963.7.20
朝の日が差してきた浅間温泉驛。

浅間温泉の立派な駅舎。

浅間温泉驛

松本市内へ発車した朝の通勤電車。

下り電車がまもなく浅間温泉に到着する。中浅間近辺

8 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

松本の電車には、とんと縁がないのですが、街歩きは何度かしています。落ち着いたあの町には電車が似合う気がしましたね。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
何年か前に美ヶ原高原行きのバスに乗って浅間線軌道跡の道路をバスが走ったのですがそれに気付きませんでした。
現在の松本市と50年前の松本市がどうしても結びつかなかったのです。
木造の路面電車が似合った街でしたが、今ではすっかり洗練されて落ち着いた街ですね。

モハメイドペーパー さんのコメント...

 この電車は松本駅前で、しかも夜に一度見たきりなのですが、なんとも表現しがたい色と形態でした。市内は路面でも実質的には郊外電車なんですね。

katsu さんのコメント...

モハメイドペーパーさん
この木造電車の色は言葉で表現できないような微妙な色合いで有名ですね。
信頼できるこのカラー写真はヒギンスさんが撮ったものくらいでしょう。
リバイバルカラーした市内バスも本当の色なのかどうか??

一読者 さんのコメント...

この時代の私鉄の駅はとても手入れが行き届いており、鉄道会社の顔であったのが理解できますな。
JRの幹線の市の代表駅クラスですら無人になるこのご時世は、便利になった反面、地方で見捨てられつつある感があり、真寒心に耐えません。

katsu さんのコメント...

一読者さん
この時代の小私鉄の駅舎、たしかに個性的で立派な駅がよくありました。
今の駅舎と違って味わい深いものでした。
中でも浅間温泉の駅舎は格別なものがありました。
便利になって合理的になってその反面失われたものがいろいろありますね。

hmd さんのコメント...

旧・島々駅によく似ているので、驚きました。同じ設計者かもしれないですね。
松本中心部でタクシー乗ったら、年配のベテランドライバーさんが、当時の路面電車のことを懐かしく語ってくれました。

katsu さんのコメント...

hmdさん
島々駅の駅舎も魅力的でしたね。
本日はブログで花巻電鉄を取り上げましたので、
偶然にも温泉通い電車の終着温泉駅が続きました。

浅間線は一日96往復と活躍していた時代があったそうです。
写真の廃線まじかい1963年も朝の通勤時間は賑わっていました。
長野県内で浅間線ほど住民に親しまれた電車も珍しいと言われているそうで、
年配の方なら誰もが浅間線のことを知っているのでしょう。