案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2020年6月10日水曜日

鉄道模型趣味誌70号(1954年) 加悦鉄道を訪ねて

鉄道模型趣味誌70号(1954年6月号)に掲載された「加悦鉄道を訪ねて」の懐かしい記事。
昭和29年発行で私が兄の鉄道模型趣味誌を見たのは小学生でした。

FBの友人に送ってもらった記事の1ページ(撮影画像)です。
当時の模型趣味誌の地方私鉄めぐり実物紹介記事はこんなだったのですね。
写真の加悦鉄道は1952(昭27)年です。


1952(昭27)年の在籍車両。
この頃は明治生まれの2号機が朝夕客車を牽いていたそうです。


この10年後1962(昭37)年に私が訪問した時、動力車で蒸機は1088号機(2B1)がC160号機大江機械製作所製に入れ替わり、その他の蒸機、ディーゼルカーはそのまま在籍していて、そこへ大型ディーゼルカー キハ51が入線した直後でした。

以下は1962(昭37)年夏の動力車。
夏草に埋もれて休車中の2号機。明治6年 英国スチーブンソン製 元国鉄No.123 

1261号機 大正12年日車製


C160号機 昭和17年大江機械製作所製

 4号機 大正12年川崎造船製

片ボギー車キハ101 (昭和11年日車製)

DB201 (昭和28年森製作所製) 


2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

古いTMSを見ると、かなりのページが実物関係、それも地方私鉄の紹介に割かれていますね。私鉄車両巡り、新車登場、プロトピックス、などというタイトルもTMSの創った言葉だそうですね。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
確かに路線紹介では地方私鉄の記事が多かったですね。
その後の鉄ピクの硬い記事とは違って紀行文的な紹介と図面入が特徴でした。
新車登場、プロトタイプガイド、プロトピックスなど実物記事もかなりありましたね。

「電車を訪ねて(連載)」以外は「地方私鉄を訪ねて」「○○鉄道」などタイトルが様々でした。
「私鉄車両めぐり」は鉄ピクだけで使われていたと思います。