案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年12月6日火曜日

弘南鉄道 津軽富士と古豪電車1

国鉄弘前駅の反対側からは東北の大私鉄 弘南鉄道が発着し、昔の西武色(栗色とクリームの塗り分け)した旧省の4連や旧西武車が次々とやってきた。
この頃は、飯田線を走っていた買収国電の旧富士身延鉄道、旧伊那電気鉄道の車両が主力で活躍していた誠に素晴らしきよき時代であった。西武でよく見掛けた平凡な17m級国電タイプが投入されたのはこの翌年以降であった。
撮影 1966.3.3 平賀駅とその近辺
旧富士身延鉄道が揃った4連.  モハ2252+クハニ1283+モハ2251+クハニ1281 

津軽富士(岩木山)をバックに活躍する旧伊那電気鉄道のクハニ1271形
乗務員扉がない独特のスタイルしたクハニで、旧富士身延モハと組む.

旧富士身延鉄道2→3扉改造後のモハ2250形. 弘前周辺の山並みはまだ白い.

旧武蔵野鉄道 モハ2231形

旧富士身延鉄道の原形を保った2扉クロスシート車 モハ2250


旧西武のクハ1267
所沢工場改装の旧西武クハ1151形2両の投入直後で、ピカピカで見違えるような姿であった.


引用: RMライブラリー弘南鉄道(上)(下) ネコ・パブリッシング発行

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

弘南鉄道の昔の姿、いいですね。富士身延のこの電車は、遠く四国の<ことでん>で見たことがあります。

katsu さんのコメント...

Cedarさん
富士身延のこの長距離型電車、大井川鉄道にも走っていました。そして琴電を見ると確かに1201+1202が写っていましたが元身延とは気付きませんでした。

弘南鉄道への転出は他と較べ台数が突出していますね。弘南では富士身延に統一された編成が魅力的・・なんて今言えることで撮っている時は情報もなく何にも知らなかったのです。