案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年10月13日水曜日

京福電鉄福井支社 東古市(永平寺口)

京福電鉄本線の東古市駅は、「えちぜん鉄道」になって永平寺口駅と改称された。
昔の東古市駅では、永平寺~金津(現JR・芦原温泉)間を走っていた永平寺線と交わり、本線には急行3連が走るほどの栄えた地方私鉄であった。

越前本線の急行 東古市 1968.1.14

越前本線の3連  東古市

テキ6   東古市

昔の東古市駅
本線から右へ永平寺線が分岐する。東古市 1968.1.14

今の永平寺口駅。 昔と比較してみると、永平寺線が分岐する箇所の形跡が残っている。

右へ分岐する永平寺線の跡 永平寺口 2008.10.13

永平寺口 2008.10.13

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

シッカリ現役のテキ6が写っています。実は東古市のひとつ福井寄りの志比堺に近くの織物工場の共同の貨物倉庫があり、そこを出る貨物列車を牽引するためにここに待機していたと思われます。

匿名 さんのコメント...

福井口の旅客電車の写真の左り後に三芦線と越前線の平面交差、いわゆるダイヤモンドクロスが見えます。

匿名 さんのコメント...

「昔の東古市(1968.1.14)」で駅長さんの腰の辺りを貫くように遠く線路が見えますね、これが永平寺線で、止まっている電車の進路との交差点に永平寺線と越前本線との平面交差(ダイヤモンドクロス)があります。

匿名 さんのコメント...

 さっきの織物工場の荷物ですが、電動貨車のテキ6で十分運べる量なのでした。
 初めて気がついたのですがテキ6ってヘッドライトが前にしか付いていないんですね。 僕がこれまでに撮った写真は全て後姿でした。残念…、(涙)
 勝山にいますがご隠居では“撮った”とは言えませんしね…、やすし

katsu さんのコメント...

やすしさん
東古市のテキ6が繊維工場の荷物を運んでいた情報には惹かれます。そういう場面こそ撮ってみたかったものです。車両にまつわる現地の話題があると写真が膨らんできます。