案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2015年7月22日水曜日

駿遠線 袋井工場で見たDB機関車

駿遠線の蒙古の戦車は背がラウンドした蛙のようなDBが良く知られている。それ以外の無骨で産業用機関車のような細身ボンネットをキャブ前後に配したタイプは、僅か数年で外観が変身したものもありその変遷は大変ややこしい。難解なDB605、606は後にして袋井工場で初めて見たDB機関車を数年後の写真と付け合わせてみました。


初めて見たDB機関車は厳めしいこれぞ「蒙古の戦車」  この時番号を見落とした.
 袋井工場 1963.04.04

ドアにはDBの番号が表示されていない.
背後に数々の自社工場製車両を生み出した袋井工場の野武士たち.

前進側の細身のボンネット・ラジエータ

1963(昭38)年の袋井工場


相良で見たDB601.  1966.09.23
袋井で見たDB(1枚目写真)はその後ボンネット形状(前側)が全く変わってしまったDB601であった.

左からDB602 DB601 DB606  相良  1966.09.23
堂々としたDB606に比べるとDB601は意外に小ぶりであった.
このDB606がくせもの

4 件のコメント:

にわとり さんのコメント...

手作り感がすごいですよね。
貴重な写真の公開ありがとうございます。

袋井工場には凄腕の職人がいたとか・・・。

くるまや さんのコメント...

いつも貴重な写真を拝見させていただきありがとうございます。
最初の写真は「DB601」の改造前の姿です。
DB601~609の模型を3Dプリントで作っていますが、DB605と606は他号機とは形状が異なるので、初期型からの作図を検討中です。参考にさせていただきます。

katsu さんのコメント...

にわとりさん
蒙古の戦車は今もなおファンを楽しませてくれますね。
車両メーカでは生まれなかった魅力的な車両をいろいろ生み出してくれたものです。
袋井工場と大手工場の凄腕職人の逸話はいろいろありますのでいずれ紹介したいと思います。

katsu さんのコメント...

くるまやさん
DB605は後にすっかり変身しその後606に改番され、
それとは別のDB606が存在していたなど実に厄介な605と606です。
僅か数年の経過を時系列で写真並べてみないと訳のわからないDBたちです。