案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年7月2日水曜日

東武鉄道 中千住駐泊所ふたたび

私が中千住駐泊所を訪問したのは昭和38年3月でmarimoさんがここを訪問した半年前でした。
以前、ブログで紹介していますが中千住駐泊所をふたたび取上げてみます。

この日、活躍していたのは東武B6形(元国鉄でNeilson1900年製60~64号機) の63と64号機で、美しいネルソンの姿に目を奪われ機関車だけを大きく撮ってしまい、悔しい事に現役ネルソンの中千住貨物線風景は全く写っていませんでした。中千住を業平橋と思い込み中千住貨物線のことなど全く知らない私でした。

何も知らないまま踏切でネルソンを撮った1枚が中千住貨物線だったようです。地図で見ると中千住の駐泊所から貨物線分岐点まで少し離れているので、本線を走るネルソンを撮りながら歩いた時に貨物線踏切でネルソンに出会ったのでしょう。
marimoさんがオリンパスペン(ハーフ)で撮ったいかにも昭和38年らしい中千住風景を見ると、この時に機関車だけを撮っていた自分の浅はかさに後悔しきりです。

中千住駐泊所のネルソン  1963.03.25

中千住駐泊所  1963.03.25

周囲が全く写っていなかった(泣)中千住貨物線の踏切. 

中千住駐泊所近くに休む64号機 1963.03.25

本線を行く64号機

本線を行く63号機

2 件のコメント:

lodgershinmeishrine さんのコメント...

ネルソンとピーコックはいいねぇ!
この2つだけではなく、古典蒸気の
面々はどれも個性的で魅力満点です。
その分、扱いは大変だっただろうな。
♪煙は消えても消え残る〜、名は千歳の後までも〜♪
marimo様のご冥福を御祈りします。

katsu さんのコメント...

lodgershinmeishrineさん
ありがとうこざいます。
いつぞやは号機不明蒸機の8号確定や廃車蒸機群があった場所確定などで大変お世話になりました。
お陰さまで私の中でも東武の蒸機についていろいろ整理されてきました。
ネルソンとピーコックは廃車でさえ見ればみるほど美しい姿に惚れ惚れします。
卓越した機械設計から生まれた機械美ではないかと思います。