案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年7月29日月曜日

尾小屋鉄道の保存車両

次は小松市符津町にある、いしかわ子ども交流センター小松館に併設された「なかよし鉄道」と名づけられた総延長473mの保存鉄道(水曜日・土曜日・日曜日・祝日運転)。
ここには尾小屋鉄道の車輌4輌(キハ1・DC121・ホハフ3・ホハフ8)が動態保存されている。
場所は粟津の駅に近いのですね。

キハ1. スマホはこんなに綺麗に撮れるのですか! 撮影Tさん 2013.05.05

ここを訪問して撮影したTさんからのメールによると
通常は水・土休日に展示館職員の手でキハ3が運転されていますが,この日はこどもの日のイベントで,年2回のみ運転の他の3両も走りました.
職員の方の話だと,DC121はクラッチ操作が難しく,熟練のボランティア(保存会)の方でないと運転できないそうです.普段の運行は職員の方でも運転できるように,キハ1はエンジン換装・トルクコンバータ装備(AT化?)しているようです.

DC121+ホハフ3+ホハフ8の編成.     撮影Tさん 2013.05.05
50年昔に見たあの名編成の車両が今こうして動態保存されているとは感激です。



ホハフ8  新小松 1962.08.01
この時は三重交通から移籍した直後で荒れ果てた木造車であった.

キハ1    新小松 1962.08.01
キハ2.   2両のキハは旧塗装の濃淡緑ツートンで赤帯が入っていた.


4 件のコメント:

yauji1969 さんのコメント...

こんばんは。
キハ1はトルコン化されています。
私でも運転できましたよ。
(保存会に入ると年に一回だけ運転できます)

katsu さんのコメント...

yauji1969さん
そうですかキハ1はトルコン化でしたか。
運転はさぞや楽しかったことでしょう。
50年前に見た現役軽便が今こうして動態保存されているのが信じられません。
保存会の皆さんの並々ならぬご努力に頭がさがります。

夢鉄道 さんのコメント...

こんにちは
このような素晴らしい環境の中に50年前に見られた軽便車両が動態保存までされていて感動ですね.
本当に保存会の方々が軽便を愛され,ご尽力されてますことに感動いたします.
綺麗に塗装された車両たちの表情も喜んでいるように見えます.
一度訪問したいと思います.

katsu さんのコメント...

夢鉄道さん
多くの軽便鉄道では車両は潰されて跡形もなく消えてしまったのに、
尾小屋の車両は動態保存されているとはほんとうに素晴らしいことですね。
あのDC機関車などエンジンを動かすだけでも大変な事だったと思います。
私も是非とも訪問したいと思っています。