案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2013年7月27日土曜日

尾小屋鉄道の保存車両

1977(昭52)年3月に廃線となった尾小屋鉄道の車両は小松市各所に大切に保存されていて嬉しいものです。
今年4月から社会人となられた小山在住のTさんが、今年もこの地を訪れて撮った「小松市立ポッポ汽車展示館」の写真を使わせてもらいました。ここに保存されている尾小屋鉄道の保存車両3両と現役時代の写真を並べてみました。

遠鉄奥山線カラーに復元された元尾小屋鉄道キハ3. 2013.05.04 撮影Tさん

石川県小松市の「小松市立ポッポ汽車展示館」で動態保存されている元尾小屋鉄道の気動車キハ3がマルーン系の色で塗り直され、2012年9月30日から一般に披露目され、この遠鉄塗装は2年間の期間限定で公開されたそうである。よくぞここまで復元されたものです。

現役時代の尾小屋鉄道キハ3.  1968.01.15

遠鉄奥山線で活躍していた頃のキハ1803. 曳馬野  1964.03.23
ラジエータと自連カプラーがいかめしい.

元尾小屋鉄道5号機. 2013.05.04  撮影Tさん

現役時代の尾小屋鉄道5号機.新小松車庫 1964.12.30

元尾小屋鉄道ハフ1.  2013.05.04  撮影Tさん

現役時代の尾小屋鉄道ハフ1. 西大野  1962.08.01
この2軸客車はよく尾小屋へ向かう列車の最後尾に連結されて、
オープンデッキから眺める沿線風景は最高であった。

2 件のコメント:

chitetsu さんのコメント...

Katsuさん、こんにちは。
尾小屋のキハ3、こんなに綺麗に整備されているのですね。それも期間限定の遠鉄塗装とは。
私が乗った数少ない軽便車両の一両なので、見に行きたくなりました。

katsu さんのコメント...

chitetsuさん
こんにちは。
尾小屋のキハ3の現状は私もよく知りませんでした。
小松市各所にどんな車両が保存されているのかだいだい分かりましたが、
尾小屋駅跡にはまだキハ2などが保存(未公開)されているのではないでしょうか。
福井鉄道と尾小屋保存車を目的として北陸路の旅をしてみたいものです。