案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年1月24日火曜日

都電杉並線 昭和37年の青梅街道

路面電車で楽しいのは電車の周りに写し込まれた人々や自動車そして街の風景など。都電杉並線の郊外もそんな生活感に満ち溢れた魅力があったようですが、それを知らずに私が撮ったのは新宿近辺でした。

淀橋警察署(新宿警察署となり反対側に移転)前を行く杉並車庫行と、レトロな自動車. 1962年秋
1950年代の自動車創成期を経て1960年代は日本の自動車が急速に普及した時代で、昭和37年頃はこんな自動車がメインに走っていた。昭38年の二代目ブルーバード出現あたりから車の名称の記憶があるが、それ以前のレトロな車のことは今も判らずだが、昭和40年代初頭までいたる所で走っていたのでしょう。


初代ブルーバードや昭和の象徴ミゼットが走る青梅街道.


初代ブルーバードも翌年には二代目が姿を見せている.  1963年秋


西新宿再開発前の風景.現在の新都心歩道橋下交差点.1962年秋  画像クリックで拡大
蔦からむレンガ建物は移転前の精華学園女子高では? そして右手に淀橋浄水場が拡がる.
左手一角が今の新宿エルタワー(1989年竣工)となって一変している。

今日の風景

何の変哲もない大ガード西の「新宿駅前」

今日の風景

6 件のコメント:

鹿ヶ谷 さんのコメント...

一枚目の車はいすゞでライセンス生産していたヒルマンだと思います。
懐かしいですね。

katsu さんのコメント...

鹿ヶ谷さん
お久しぶりです。
いすゞのヒルマンですか。
この頃の丸型の車は皆同じように見えてしまい私には見分けがつきませんがいろんな車があったのでしょうね。
ところで、井笠客車の大型模型の製作記にはいつも感心しています。

Cedar さんのコメント...

昭和の町並みとクルマ~路面電車の写真に古いクルマが写っているのは今見るのは楽しいですね。
当時は撮影の邪魔だ~と思ったものですが(笑)

katsu さんのコメント...

Cedarさん私も同じです。
車が邪魔で仕方なく車が来ないタイミングを狙って撮っていました。路面電車撮るのが一番疲れたものですが、車を入れて撮ればこんな疲れも無かったのに。
当時その面白さを判って撮った人には感心します。年月経つと何が面白くなるのかその時点では判らいなものですね。

猫ムササビ さんのコメント...

2枚目の写真説明にあるミゼット(ダイハツ)はマツダRKではないでしょうか?

katsu さんのコメント...

猫ムササビさん
ご指摘ありがとうございます。
軽オート3輪と言えばダイハツミゼットしか知らなかったのですが、マツダにもそっくりなのがあったんですね。
写真のオート3輪の細部を比較すると確かにマツダのライト形状。これを言い当てるとは猫ムササビさんかなりのマニアですね。
当時の軽オート3輪を調べてみると奥が深そうで他にもメーカがありそうですね。