案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2016年1月26日火曜日

上武鉄道 日車製Cタンク

借入機関車が多かった上武鉄道(日本ニッケル鉄道)で、唯一在籍した蒸気機関車といわれるのが日車製Cタンク3号機で、西武から借入れの2号機と同形で共に元飯山鉄道の兄弟機であった。
上武鉄道3号機は昭和37年まで現役だったそうで、訪問時は工場の奥でロッドを外されていた。一方、西武2号機は昭和31年に別府鉄道へ転じている。上武の3号機と別府の6号機は共に日本ニッケル鉄道で働いていた時代があった。

 上武鉄道在籍の日車製3号機 1962.12.23

別府鉄道6号機 1962.07.28
元西武2号機で日本ニッケル鉄道で稼働していたことがある.


別府鉄道の機関区 1962.07.28

2016年1月13日水曜日

ロクサン形電車

相模鉄道と小田急ののロクサン形電車を集めてみました。小田急のロクサン形1800には随分お世話になったが、昭和30年前後? に相模鉄道ツートンカラーのロクサン3000系が新宿方面へ走っているのを小田急喜多見駅で見たときは驚いた。昭和30年代に夏期限定で小田急に貸し出されたことがあったそうだ。

1946年から、運輸省(鉄道軌道統制会。のち鉄道車輌統制会)の統制の下、大手私鉄に運輸省標準型電車としてモハ63形を割当供給し、その代わりに中小型車を地方中小私鉄に譲渡(供出)させることになった。1948年までに合計120両が統制会の手を通じて各社に供給された。(wikipediaより)

撮影: 田辺多知夫
相模鉄道3000系  本厚木→横浜行き小田急乗入 海老名 1963.07.08

相模鉄道3000系横浜行 海老名 1963.07.08

相模鉄道3000系 1964.06.01 

小田急1800形車体更新後   相模大野  1963.07.08 

小田急1800形  1964.11.13 

以下はロクサンがいた頃の風景です。

相模鉄道2000系 横浜→本厚木行き小田急乗入 海老名  1963.07.08

 小田急NSE(1963年3月運用開始)が田んぼの中を行く海老名駅風景 1963.07.08

相模鉄道でこんな6000系が登場していた。 海老名 1963.07.08

昭和30年に登場した相鉄5000系 1964.06.01

2016年1月6日水曜日

昭和41年 富山地方鉄道

毎年この季節になると京王百貨店新宿店「有名駅弁大会」で、今年で第51回、明日1/7日から1/19日まで開催されます。今回の私鉄は富山地方鉄道/宇奈月温泉駅の駅弁が初登場、これは楽しみです。そこで田辺さんが撮った昭和41年富山地鉄を初登場してみました。富山地方といえば北アルプス立山連峰、背後に写るスケールの大きい立山連峰がいかにも富山地方鉄道らしさを感じさせてくれます。
宇奈月温泉駅 新作駅弁

 1966.12.10   撮影:田辺多知夫
7520形(7525)

急行宇奈月行 14780形(14781)

急行富山行 14750形(14755)

富山行 7520形(7523)

7520形(7525+125)